嬉しそうに山道散歩に興じるロク
引退繁殖犬ロクを引き取って1ヵ月。朝は5時には目覚め、6時には散歩支度。仕事休みの日でも遅くとも6時半には散歩へと出かける日々が続いている。驚く程、健康的な生活。チョコと辿った散歩コースにロクと出かける。ロクさんは少しは慣れてくれただろうか? 生まれた時から我が家に育ったチョコと違って、ロクは私1人の家に飛び込んで来た母犬。母といっても生んだ数々の子供は皆、ワンコビジネスの中の商品として各家庭へと買い取られていったのだろう。9歳だという。もはやシニア犬。人間の営みの為にある意味で犠牲になった。残りの犬生は幸せに暮らさねばならないのだ。
ということで、私自身の生活も以前よりワイルドになった。なにかと外へ出る。もちろん、ロクと一緒だ。で、やっと最近になってロクは家の中に自ら欲して入るようになった。ずーっと、外で飼われていた。だから、我が家に来た時は外に出たくて出たくて、窓ガラスやドアを何度も引っ搔いた。それが、やっとなくなった。少しは慣れてくれているのだろう。家の中で、自分の居場所を見つけ、落ち着くようになった。
リヴィングの定位置で眠りに落ちるロク
そのロクさんが、窓際で日向ぼっこをしている間、地元の作家、故・米陀寛先生(2005年没)の壺を引っ張り出して、鑑賞した。ことしは寅(とら)年。お会いしたのはもう20年も前のこと。芸術家というよりも鮎釣りの好きな好々爺だった。ザラっとした表面の感触が男っぽい。ジッと眺める。花をさすより、日本酒でも注いで一杯やりたくなる、そんな壺だ。ことし1年、書斎で過ごしてもらおう。しばしの間、充実した感覚に浸れた。あったかい冬の日差しが心地よく、ありがたかった。
というわけで、感性を摩滅させないという努力にも時間を割いた。虎は龍とともに日本古来の2大神。易経によれば「雲は竜に従い、風は虎に従う」という。この日本に、良い風を吹かせてもらいたいと思うのみだ。
ところで、虎といえばタイガース。タイガースとBEE GEESの接点は「S
MILE FOR ME」..。この日本でのヒット曲をBARRY GIBBにもう1度歌ってほしいものだ。


