巷で騒がしい歌舞伎の大スキャンダル。
近年最大なのではないかと、本当に衝撃的。
信じられない。
なぜそんな選択肢を選んでしまったのかと悔しくてならない。
澤瀉屋を背負って立っているという自分の立ち位置が見えなかったのだろうか?
セクハラパワハラが許されないのは当然のことで。謝罪して改めるしかないのだ。
マイノリティのことはみんな薄々、明明知っていたはず。それらがミックスされた暴露内容が耐えられなかったのだろうか。
舞台に穴をあけてまで。
家族を巻き添えにしてまで。
今回の作品は宝塚の演出家・植田紳爾
ゆえに宝塚風味。タイトルも同氏の作品
「我が愛は山の彼方に」
「この恋は雲の涯まで」っぽい
「不死鳥よ波濤を越えて」だし。
歌舞伎は古典に関しては代役がすぐに立てることも多い。繰り返し演じたり見たりしているものも多いからだと思う。稽古場では自分のお役だけでなく、先輩たちの演技、所作、段取りをみて覚え頭にいれているのだろう。
今回も代役想定ではなくとも、團子さんは頭にいれていたのだと思う。
とはいえ大役。歌も殺陣も宙乗りもある。
一報を目にした時は泣けてきた。
どれだけの重圧かと。
でも絶対できると思った。
それだけの逸材だと期待していたから。
もちろん生観劇などしていないがSNSにあふれる成功の言葉に再び号泣。
いや、何者なの私(笑)
この日の鮮烈さが澤瀉屋の光となってほしい。
團子さんのこれまでの10年もなかなかのドラマチックだけど、これからもきっと苦難も待っている。
悪しき習慣や重圧や甘い誘惑に負けず、立派な歌舞伎役者になってほしい!
團子さんが頑張ったことと猿之助さんの今回のことは別問題。
この華々しい話題で幕引きとはならないのだから、團子さんにケチをつけることも事件をうやむやにすることも過剰な憶測報道をすることもしないでほしいと思う。
やっぱり似てるねえ。
