最近映画見てないなぁ。
見たいなぁ。
思いきり古い映画がいいなぁ。
と思っていて。
いくつか頭に浮かんだ作品の1つ
「ひまわり」
本当に偶然だったのですが、今この映画が反戦映画として各地で上映されていると知りました。
あぁそうだ。ウクライナが舞台だったな。
旧ソ連時代の。
主演はイタリアを代表するソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニ
初めて見た時は中学生くらいだったし音楽の美しさとリュドミラ・サベーリエアの可愛さが印象に残ったくらいだったけど、年を重ねて見るたびに涙の量が増えていく。
主演二人の魅力もわからなかったけどだんだんわかってくる。特にソフィア・ローレン。たくましさと悲しみと女らしさと繊細さとが、あのダイナミックな容姿からほとばしっている。
マストロヤンニ系の色男は好みではないけど、色男だってことはよーくわかる(笑)
もう本当に胸が引き裂かれるほど悲しいストーリーなのだけど、音楽の素晴らしさとひまわり畑の壮大さも悲しみを増す。
この果てしないひまわり畑の下には命を失った無数の兵士たちが埋葬されていることを思うと、タイトルも映像もただのラブストーリーではなくて反戦映画なんだと改めて思う。
今この時期にこの映画が話題になるというのもその作品のもつ強さが今もなお衰えていないということなのだろう。さらには世の中はなにも変わってないということでもある。
なんて愚かでなんて無力なのだ。
何なら勝てるの?
ペンは剣よりも強しなんて言うけど、ペンも映画も音楽もスポーツも文化も教養も何もかも、何なら止めることができるんだ。
多くの人が思うと思うのだけど、戦争に引き裂かれる恋と美しい音楽の映画として他に同じようなイメージで思い浮かべるのは
「ブーベの恋人」と「シェルブールの雨傘」
「ブーベの恋人」はやはりイタリア映画で、主演はクラウディア・カルディナーレとジョージ・チャキリス
いやあもうジョージ・チャキリスがかっこ良くて❤️クラウディア・カルディナーレもコケティッシュで魅力的。
そしてやっぱり音楽が美しい。
いやむしろ音楽ありきかも。
「シェルブールの雨傘」は有名なミュージカル映画で主演はカトリーヌ・ドヌーブ様。
今でこそ様をつけざるをえないけど、この頃は可愛い!歌は吹き替えだけど。
音楽ももちろん素晴らしい。
3つとも
戦争 悲恋 音楽の美しさ そしてヒロインの相手の男にイラッとする(笑)
あぁやっぱり古い映画はいいなぁ。
今の価値観では到底判断できないというのもこちら側に感情が寄りすぎなくていい気もする。
こんな時には。
涙でデトックスもできるし!?