「さまよう言葉」 | ほどほどに

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「さまよう言葉」

作詞 来生えつこ 作曲 来生たかお


背中からの あなたの声

突然すぎて熱い鼓動

振り向けないほど


何もかもが 変わらなくて

深呼吸して 見つめ合って

動けないまま


あの頃のまま あなた全部

ただ違うのは 左手の

薬指だけ


あきらめた恋の せつなさがよみがえる

ため息さえ つけないほど 苦しくて


時は止まる 嘘じゃなくて

あなたの瞳ふたたび見て

何も言えなくて


も一度そばで 寄り添いたい

そんな思いを 隠してる

それが悲しい


あきらめた恋の せつなさがよみがえる

心の中 言葉だけが届かない

届かない



ご無沙汰しております。

ツキイチ来生は死守しております💦

3月からはもう少し何らかグダりたいと思ってはいるのですが…


さて「さまよう言葉」


こんっなに切ないシチュエーションの歌詞なのにメロディーは温かみと穏やかさに満ち満ちている来生さんらしい1曲。


そしてアレンジの力は大きいなと思います。井上艦さんは結構特徴的な気がしていて、よくわからない私にも「あっ井上さんぽい」と感じるものがあります。

別の方が編曲していたら……切なさが強調されたものだったりしたのかもと思うと曲のイメージをかなり決めるなぁとつくづく。

もちろん擦り合わせながらの製作なので、勝手なイメージで作っているわけではないですけど。


この昔の愛しい人に再会という場面はドラマチックで。来生さんの他の作品にもありますけど、他のアーティストの作品にもありますね。

すぐ浮かぶのは竹内まりやさんの「駅」とか。

このさまよう言葉はどこなのかな?

やっぱり駅かな?


聞く人の数だけイメージがあると思います。

私はこの曲、とにかく寒い冬をイメージするのです。寒い冬の夜コートを着てマフラーもして肩を縮めて寒い!と思っている背中からの声!

の冒頭のイメージです。

今年も最近寒くて寒くて。

この曲を思い浮かべます。

暗くなってきた外の空気の中、頭に浮かぶんですよねー。

景色は全く違うのに。

おまけに思い出もないのに。


どっかで擬似体験して自分にも同じ思い出があるかのような錯覚!

でもこれが音楽。

ドラマだったり映画だったりも。


どんな恋で

どんな「あなた」なのかな。

何年たって薬指に指輪してるのかな。

ため息さえつけないほどだけど

気付かれないようにしたのかな。


きっと泣いたと思うけど、来生さんの声が

癒してくれるよと言ってあげたくなるパラレルワールドのような事を思ったりして。


♪そんな思いを 隠してる  の「かく」が

超ステキ!