レッドブルのドライバーであったデビッド・クルサードが



引退し、トロ・ロッソからセバスチャン・ベッテルが昇格



してくることが明らかになった時に、デビッド・クルサードは



シーズンまでチームメイトだったマーク・ウェバーに対して



「来シーズンはかなり手ごわい相手が入ってくるよ」



と忠告していた。事実、雨の2008年日本GPではセイフティカー



導入時に先頭を走っていたマクラーレンのルイス・ハミルトンの



不規則な動きも災いし、2位レッドブルマーク・ウェバーに対して



3位トロ・ロッソセバスチャン・ベッテルが突っ込む形でレースを



終えていた事もあった。その年の豪雨のモンツァでレッドブル



グループ初のGP優勝をトロ・ロッソのマシンで成し遂げたのは



セバスチャン・ベッテルだった。レッドブルのマシンRB4と



トロ・ロッソのマシンSTR3はエンジンこそ異なるが



エイドリアン・ニューウェイの作品で、双子の様なものだったから



速くても当然だったのかもしれない。2011年の優勝マシンRB7は



2009年モデルのRB5からの純粋進化系であり、レッドブル神話は



RB5、すなわちセバスチャン・ベッテルのレッドブル加入とともに



始まったのである。