現在、メルセデスエンジンを載せている、マクラーレン。



もともとメルセデスGPが発足する前までは、マクラーレンが



メルセデスのワークスチームだった。2012年を最後にメルセデス



はマクラーレンを完全なカスタマーとしてエンジンの提供を



有料にするという。供給保証は2015年まで。それも8億程度の



金が必要という。もともとこのような事態になった種をまいたのは



マクラーレンのチーム代表マーチン・ホウィットマーシュだというのが



皮肉だ。そう2009年HondaはF1を撤退し、他にその株式を全量売り渡す



つもりだった。土壇場でHondaのチーム代表のロス・ブラウン氏に1ポンドで



譲渡され、彼はエンジンサプライヤーとして以前のつながりのあるフェラーリを



選ぶはずだった。しかしフェラーリからのエンジン供給は実現しなかった。



途方に暮れたロス・ブラウンに当時からメルセデスエンジンユーザーだった



マクラーレンの口利きで、メルセデスエンジンを積むことに急遽決定。



冬に間のテストもできず、不安な立ち上がりだった。そんなブラウンGPは



1年間しか存在しなかったが、ジェンソン・バトンの活躍もあり、



コンストラクトラーズとドライバーの両方でタイトルをものにした。



「縁は異なもの味なもの」というが、マーチン・ホウィットマーシュの



優しさが敵に塩を送ることになったのは、その後も続く。2009年シーズン後



なんとブラウンGPはメルセデスGPに株式譲渡し、メルセデスの純粋なワークス



チームとなり、マクラーレンとの長年にわたる提携関係に終止符を打った。



そしてブラウンGP(元Honda)はメルセデスGPと名を変え、今に至る。



そんな物語を生み出したメルセデスとマクラーレンがHondaエンジンを載せて



走るなんて、なんか非常に縁を感じざるを得ない。このウワサ本当になると



うれしいな。



注)1980年台後半から1990年代前半のマクラーレン・ホンダの話まで


 
  さかのぼるのは、あまりに古すぎるので最近の話でまとめました。