楽4ーソ5


楽天の先発が田中将大ということで勝利の望みは薄いと思っていた。そんな予想を覆してくれたことと素直に久々の勝利を喜びたい。


勝利の立役者は5〜7回を無失点で抑えホークスに逆転の流れを引き寄せた松本だ。前回ロッテ戦も2回を無失点、その前の日ハム戦でも2回を無失点と3試合連続で結果を出した。


直近の出場6試合で投球回数は計10回分に相当するが被安打は計3安打だけで失点ゼロと素晴らしい内容を続けていた。


正直これは意外だった。殻を破れないイメージがあるが松本が成長してくれることは苦しいチーム事情において吉報である。また高谷とのコンビはとても相性が良いように見える。


松本は球種が豊富だ。今日だけでも投じたのはストレート、カット、スライダー、カーブ、フォーク、シュートと幅広い。相手バッター目線でリードする甲斐よりもピッチャー目線でその時の調子の良い球を投げ出せる高谷の方が合うのかもしれない。


次に賞賛したいのは川瀬。2番に抜擢されたが3安打の猛打賞。こんな結果を誰が予想しただろうか。しかし二軍での成績を見ると川瀬のopsは.811となんとリチャードの.713よりも上なのだ。


無論二軍と一軍のピッチャーでは質が違うのは百も承知だがしっかり結果を出して一軍に上がってきたことは大きい。また三振が少なく四球が多い彼はホークスの打者では珍しい粘れるタイプである。


二遊間のライバルは牧原に三森や周東など俊足で早いカウントで勝負するタイプばかりなので違いを出してアピールしていってほしい。


また田中将大を見ていて思ったが球にキレがなく身体も重そうだ。久々の日本のシーズンなので疲れもあるだろうが、よく言えば老獪、悪く言えばかわす投球に見えた。


ストレートは145km程度でスプリットやカットを中心にスライダー、ツーシーム、チェンジアップ

で打たせて取るような投球だ。正直怖さはなく、ホークス得意の早打ち作戦が珍しくハマり4〜5回に集中打で計5点を取ることができた。


楽天キャッチャー太田のリードもイマイチで早打ちでくると分かっているのにストライクゾーンばかりで勝負してくれたのでとても有難かった。


和田は4回3失点はある意味想定内。あと1回ぐらいは投げられそうだったが相性の悪い岡島に打順が回る可能性が高かったのでスパッと松本に変えたのは好判断だったと思う。


8回はまだ万全ではないモイネロがランナーを出しながらも抑え、9回はホームランで失点こそしたが森が抑えてゲームセット。


7回をしっかり任せられないという今のホークスのウィークポイントを松本がしっかりカバーする形で逃げ切った。


打線では柳田と栗原を入れ替え、2番に川瀬、6番に牧原を持ってくるなど創意工夫が見えた。疲れの見える中村晃をベンチにしたこと、また代打でしっかりヒットを打てたのも良かったと思う。今日に関してはベンチの采配も当たった。


チームの順位を考えれば手放しで喜べないかもしれないが、松本や川瀬といった若い世代が活躍しチームを勝利に導いたことはとても良かった。


詳しく述べなかったがデスパイネが調子を上げていることや、調子を落としていた栗原と牧原がともに打点を上げたことも好材料だ。


明日は試合がないが久々に勝利した日は素直に気分が良い。願わくば明後日もそうなることを信じている。