ソ5ーロ1
東浜が悪い流れを断ち切ってくれた。8回105球1失点被安打3奪三振8四球3という素晴らしい内容だった。
今年の東浜は試合をしっかり作ってくれる印象がある。悪いなりにも6回を3〜4失点程度にまとめる力があり、投げながら状態を修正していく能力が高くなった印象がある。
各球団のエースと呼ばれるピッチャーは総じてそのような修正能力が高い。
今日の勝ちで東浜の今季成績は7勝1敗。1人で貯金を6つ稼いでいる。ローテをしっかり守って、試合もしっかり作る。こんな投手はチームにとって非常にありがたいだろう。
そして今日は東浜の良さを甲斐が引き出した。今週はピッチャーに同じような球を何度も投げさせては痛打されるという酷いリードが多かった。
今日はそんなリードを改め、ストレートと変化球をバランスよく織り交ぜ、高低偏りなく効果的に攻めた。
先日ヤクルトOBの宮本にまで甲斐のリードが批判されていたが、今日のような投手の良さを活かすリードをしていればそんな声も減ってくるのではないだろうか。
問題は打線だが、今日はロッテ先発が中村ということで相性の良いピッチャーだった。2回に川島、松田のおじさんコンビの連打で先制すると続く栗原がライトにツーラン。あっという間に3得点をあげることができた。
すると井口監督が早々に動き、中村を古谷のスイッチ。高卒2年目のプロ一軍初登板のピッチャーだ。中村晃の四球をキッカケに柳田のタイムリーで4-0。
その後なかなか中押し点が取れず6回表には西巻と藤原の若手コンビのヒットで1点を返され、少し嫌なムードとなったが、その裏にグラシアルのホームランで5-1と再び突き放すことができた。
グラシアルは最近不調でこのホームランの後も厳しい表情のままだった。デスパイネの不在でグラシアルへのプレッシャーは大きくなっている。
今週負けが続いたのもグラシアルの不調が響いた結果でもあるので責任を感じているのだろう。
そんな中、久々の一発で追加点を取れたのはチームにとってもグラシアルにとっても大きかった。
東浜が最後までいくかと思ったが、9回は杉山が登場した。これは少し意外だった。試合終了後、杉山の登板について記者から質問があったが内緒、とのことだった。
個人的な推測だが、今季のホークスの弱点でもある7回に杉山を起用するためのテストだったのではないだろうか。プレッシャーのかかる場面で1回を投げ切る、その仕事がしっかりこなせるかどうか。
今年は去年7回のセットアッパーを担った甲斐野と高橋純平がともに怪我で離脱しており、高橋礼に任せてはいたが安定しているとは言い難く、モイネロと同じく登板過多になっている。
回の途中で、松本や嘉弥真などに頼ることも多く絶対的な存在でないがゆえに先発を7回まで引っ張った結果失点に繋がるケースもある。
そんな不安定な7回に豪球とも言える破壊力抜群のストレートを投げ込める杉山は適任ではなかろうか。これまで一軍でも投げる機会はあったが、全体的にコントロールが荒く、また変化球の精度も課題だった。
先日笠谷の後で第二先発として投げた試合や今日の試合を見る限り、少なくともコントロールは改善している。変化球もフォークと縦のスライダーを軸に空振りが取れている。あれだけのストレートがあれば細かいコントロールはなくともストライクゾーンで十分に勝負ができる。
先日メヒアにはストレートをスタンドに叩き込まれたが、1回だけ全力で投げ込めば並の日本人相手なたそうそう打たれはしない。
今日も安田に大きな当たりこそ許したが失点はしなかった。単なる憶測なのでセットアッパーになるか、第二先発的な位置づけのままなのか、もしくは試合の頭から任せるのかは分からない。
いずれにせよ今後出番が増えるのは間違いなさそうだ。千賀を超える潜在能力があると言われた杉山の今後の活躍に期待したい。
これで今カードは1勝1敗の5分。明日は対美馬だがそろそろいい加減に美馬を打ち崩してほしい。いつもの如く早打ちで相手を助けるような真似は絶対にやめてほしい。
もし負けたとしてもゲーム差なしの首位のままではあるが、直接対決でこそ引き離すチャンスなので明日勝って2.0差にぜひしてほしいと願っている。