台風11号は日本海を北上なう

台風11号 日本海北上 東~北日本で激しい雨
8月10日 22時20分

台風11号は、西日本を縦断したあと日本海を北上していて、東日本と北日本では、断続的に激しい雨が降っています。

北海道では、11日にかけての雨量が、平年の8月1か月分に相当するような大雨になるおそれがあり、土砂災害や川の氾濫などに、厳重な警戒が必要です。

気象庁の発表によりますと、台風11号は、10日朝高知県に上陸して四国や近畿を縦断し、午後9時には、石川県輪島市の北170キロの海上を、1時間に50キロの速さで、北北東へ進んでいます。

中心の気圧は975ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径110キロ以内では、風速25メートル以上の暴風が吹いています。
この時間、暴風域に入っているところはありませんが、中国地方から北海道にかけての広い範囲で、風速15メートル以上の強い風が吹いています。

台風は、11日にかけてあまり勢力が落ちず、速度を速めながら日本海を北上する見込みです。

東海・北陸や関東甲信、それに北日本では、台風本体の発達した雨雲や湿った空気が流れ込み、大気の不安定な状態が続いていて、断続的に激しい雨が降っています。


午後9時40分までの1時間には、岐阜県の高山市荘川では30ミリの激しい雨を観測しました。


これまでの雨で、福井、大阪、京都、それに奈良の各府県では、土砂災害の危険性が非常に高くなっている地域があります。


また、和歌山県と徳島県では、川が増水して氾濫の危険性が高くなっている地域があります。
一方、三重県に発表されていた大雨の特別警報は、夕方までにすべて解除されました

台風の北上に伴い、関東甲信と東海は、このあと数時間、北海道と東北では、11日にかけて1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降る見込みで、東海では、局地的に1時間に80ミリの猛烈な雨が降るおそれがあります。


11日夕方までに降る雨の量は、いずれも多いところで、北海道で300ミリ、東海と東北で200ミリ、関東甲信で150ミリ、北陸で100ミリと予想されています。


北海道では、11日の未明から太平洋側や日本海側を中心に雨が強まる見込みで、11日にかけての雨量が、多いところで平年の8月1か月分に相当するような大雨になるおそれがあります。

これから11日にかけて、北日本と東日本を中心に、広い範囲で風の強い状態が続き、北日本では、これから11日にかけて、急激に風が強まる見込みです。

11日にかけての最大風速は、北海道と東北、北陸の陸上で18メートルから20メートル、海上で23メートルから25メートルと予想され、最大瞬間風速は、30メートルから35メートルに達する見込みです。

東日本と北日本の沿岸は、11日にかけて大しけが続く見込みです。


気象庁は、土砂災害や川の氾濫、暴風、低い土地の浸水に厳重に警戒するとともに、落雷や竜巻などの突風にも十分注意するよう呼びかけています。


台風11号進路


降水量

全国の天気概況
台風11号は日本海を北上中です。近畿は大雨の峠は越えましたが、土砂災害や河川の増水や氾濫に警戒が必要です。東海から関東は日付の替わるころまで、活発な雨雲がかかり、滝のような雨の降るおそれがあります。11日は台風の北上に伴い、大荒れの天気は東北や北海道へ移るでしょう。大雨や暴風、高波に警戒してください。関東から九州は天気が回復し、厳しい暑さが戻るでしょう。(10日 18:07 更新)