笑顔のチカラ

きのうは印象的な夜でした。
赤坂『鶴千』での出来事。


みなさんが駆け寄って来て、声を掛けてくれる。
はじめて顔を見かける方。
前日に、明日また来るね、って言って、本当に来てくれた外国からの旅行中の方。
３日と空けず、夜な夜な出掛けてくださる常連の方。



みなさん、目的はいろいろ。
音楽を聴きに。
想い出をつくりに。
新しい出逢いにを探しに。

お店の中でわたしができることは、たった１つだけ。
『笑顔』でお客さんを迎える。

ココロの底から、『今、この時間を楽しんでください！』って
強く強く想ってお客さんと向き合う。
やってることって、ホントそれだけ。
（他のスタッフからは、ちゃんと仕事しろ、って怒られてばかりなんですが．．）



そんな気持ちで、お客さんを見ていると何をして欲しいかが
自然と見えて来るんです。
で、もう一度『笑顔』を投げると、『笑顔』が返って来るの。
やったな、って自分ではじめて実感できる瞬間。
楽しんでくれてるかどうかは、返って来る笑顔でわかるの。
ああ、この人はまたココに来てくれる、っていうのがわかるんです。


コトバじゃないんですよね、通じちゃうんですよ、『感じ』が。




深夜には、年齢８コ上の大先輩Ｂさんとココロのうちを語りました。
お互い、毎日毎日の中で大切にしていることを話すうち、
お互いに涙が流れてしまうんです。
話題は、「政治とマスコミ」について。
ソウルバー、ですから

でも、おじさん２人何やってんだろ、みたいな．．．。
そんな風に見えたんじゃないかな、端からは。




テンション上がりっぱなしだったので、自宅に帰る前にちょっとクールダウン。
お店はどこも閉まっている時間なので、最近は海を眺めることにしています。


で、音楽はこんなところ。

誰かのココロとつながるときって、必ずこの歌の歌詞のようなことをやってますよね。
まずは自分が真ん中まで、全力で駆けて行かなきゃ。
相手がそこまで来てくれるって、全力で信じて。

Black Eyed Peas -　Meet Me Halfway

中央区銀座 金春湯 〜Sam & Dave

目覚める。

まずやること。
線香に火を点けて、じいさんの写真に手を合わせる。
『きのうはありがとう。きょうも１日、張り切って参ります！』



さぁ行くべ、ってんで、風呂場で顔を洗おうと蛇口をひねると．．．




出ない。

きょうも未だ、お湯が出ません。
給湯停止5日目。

そんなわけで、きょうも銭湯へともらい湯に出かけるわけです。


きょうは、自宅から最寄の銭湯をご紹介。

中央区銀座　『金春湯』


東京都中央区銀座８－７－５
入浴料　大人450円、中人（小学生）180円、小人（未就学児）80円
営業時間：午後2時～午後11時（土曜日午後10時迄）
定休日：日曜、祭日

きらめくネオンの中に、ポツンと残る銭湯。




同じ町内なので、いつもは大抵ココにお世話になります。
近いって以上に、ココのお風呂が大好きな理由は浴室の壁画。
モチーフは『鯉』。



鯉、って好いですよね。
苦労して苦労して、霊山の竜門の滝を昇りきると『龍』になるんです。
アツい。

タトゥー（刺青？）とか、スカジャンのモチーフでも人気がありますよね。
１匹、２匹と来て、５匹そろうと何でもかかって『来い』になる。
５匹の鯉が激流を跳ね上がる図柄を「五鯉躍」（ごりやく）＝『ご利益』なんて言うそうです。

コイですよ、『恋』の季節ですよ。
しかも『濃い』のw


気がつくと身の回りには鯉グッズも多い。（刺青は未だです）
見つけるとついつい買ってしまうのです、『故意』にね。

故意＝たくらみ、なんて言うとネガティブなイメージにも聞こえますが、
意図を持って生きて行きたいものです。
何かを成し遂げたヒトはきっとみんな、故意で仕事をして、行動をしていたはず。
コイに生きて行きたいですね。



Sam & Dave - Hold On I'm Comin'
恋のから騒ぎのエンディングソング。





さぁさぁ、きょうも龍になるために、張り切って参りましょうかぁ

吾が愛すべき、オンボロマンシオン

銀座に引っ越して、８ヶ月。


『現在の仮住まいの部屋は、案外気に入っている。ですが．．．』


田舎者のわたくしの心の中をのぞいてみると、やっぱり都会に憧れているんです。
東京の真ん中のほうに１度は住んでみたい！って想っていたんです。
それで、前の部屋の契約が切れるときに、まずは立地で家を探しました。

ネットで探しはじめること、５分。
中央区内に格安の部屋を発見しかも銀座
続けて千代田区、港区内で１０分の検索を実行するも、先程の物件が気になる．．。
探せば探すほど条件の良さと、笑いの取れそうな『ネタ』としても
銀座に住みたい！って気持ちがムックムック大きくなってしまったんです。
中央区ってくらいだから、やっぱり東京の真ん中なわけでしょ。

で、検索終了とともにソッコーで不動産屋さんに電話。
なんだか、申し込みが６件入ってるとか。
じゃあ急ぐしかないでしょ。
仕事の昼休みを使うことにして、翌日に内覧の予約。

で、内覧の途中に即、申し込み。
立地以上にしびれちゃったんですね、建物の見た目に。
それがコレ↓↓↓（竣工当時）



不動産屋さんに聞いたところではどうやら『世界遺産』候補なんだって。
詳しいことはよく判らんが、ネタが１つ増えた。
もうこりゃ行くしかないでしょ。
次の家は、絶対ココ

わたし、建築、デザインをリンゴの端っこくらいかじっているのですが、
みなさんは故黒川紀章氏をご存知でしょうか？
この建物は、黒川先生によるデザイナーズマンションなのです。
（彼のコトバを借りると正確には『マンシオン』と呼びます。）
特に建築に明るくない方も、先の東京都知事選で『銀座の鯉の物語』を熱唱してた
あの方、と言えばわかるかもしれませんね。

この見た目にもトンガった建物は”メタボリズムのアイコン”なんて言われて
世界的に知れ渡っているんです。
カメラを構えた外国からの客人達は、毎日代わる代わるやって来てはシャッターを切っています。
建物の入り口には、観光の方向けに『入館禁止』と、日本語と英語で掲げてあるくらい。
クルマで都内を走る方には、首都高八重洲線から見えるのでなじみがあるかも知れません。

そんな隠れた銀座のランドマークの築年数は、３７年。
わたしが生まれ落ちる前から、東京の街を眺めているんですね。
現在（２０１０年初頭）の外観、我が家は結構上のほうなので中からの眺めは好いです。



で、本題。
数日前の出来事です。
仕事を終えてノソノソと部屋に辿り着き、浴室の給湯栓をひねると、ん．．？
反応がない．．．。

お湯、出ない．．．。


もしやと想い１階に駆け下りて共用掲示板を確かめるとこんな張り紙が。


なるほど．．．。
今までにも点検やら、ボイラー修理やらで一時的に給湯が止まることは結構あったので
『ああ、またか。仕方ないよね。』
それなりにこの箱の事情にもだいぶ慣れて来ました。


って、よく見ると今回はスゴいぞ

無期限停止なんですよ
なんとまぁ、愛すべき吾が家のボロさ。




やっと始めてみました、ブログ。
記念すべき第１回は、銭湯ネタでした。
実はコレ、とてもとても必要に迫られた行動の記録なんです。

あれあれ、わたくしのもらい湯生活、いつまで続くのでしょうか


嗚呼、あったかい雨でも降って来ないもんでしょうか．．．。

The Dramatics 「In The Rain」


気分はまさにこんな感じ。
イントロの水の音が、恨めしい．．．。