茨城県 雨引観音 鬼子母神


茨城県にある雨引観音は、厄除、安産、子育て、延命にご利益があると言われています。


「584年に法輪独守居士によって、厄除延命安産子育の霊験あらたかな延命観世音菩薩(国指定重要文化財)を本尊佛として開かれた」ことが、お寺の紹介文に書かれていました。

 

第三十三代推古天皇が御病気になられた際、当山の観世音菩薩に病気平癒を祈らせたまい、ご本復されたそうです。


そのため、勅願のみ寺と定められ、天平年中(730)第四十五代聖武天皇ならびに、光明皇后は法華経を書写して当山に奉納し、安産をご祈念されたそうです。


そして、功験あらたかであったということで、当山を安産祈願の根本道場と定めて勅願寺とされたとのことです。


安産祈願には、観音様だけでなく、鬼子母神さまは有名ですね。

私は東京に住んでいた頃は、ご縁があり、雑司ヶ谷の鬼子母神さまによくお参りしたものです。


上の写真の扁額には、「子」と「母」の文字が見えると思います。

お寺が好きな方には、この2文字で、ぴーんときたかも知れないですね。



今日は涼しくて、爽やかでまるで紫陽花の花が咲く季節のような心地良さがありますね。


それで、こちらの雨引観音のことをご紹介をしたくなりました。


私は今年の夏、何度、雨が恋しいと思ったことか、紫陽花の季節が恋しいと思ったか知れません。


梅雨や紫陽花の季節は、あと10ヶ月待たなければきませんが、そういう時はこちらのお写真をよく眺めさせていただきました。


さて、私の住むところは、久しぶりに冷房をいれずに過ごせていられます。


昨夜、眠ったのが遅くて、睡眠時間が短かったのですが、爽やかにスッキリと目覚めることができました。


実は、昨日、私が住むマンションの共有廊下に未知の美しいさえずりをする野鳥が来ていたのです。

息子が共有廊下に面した部屋を使っているのですが、朝から、美しいさえずりで目が覚めたそうそうです。

その後、私が聞き、娘も聞いています。

何ごとかと驚くくらい、美しいさえずりでした。


そして、昨夜12時過ぎ、眠りについたはずの息子から、LINEが入りました。


さえずりが聞こえるというのです。




それで、確認のため、息子の部屋に少し入らせてもらい、鳥の鳴き声に耳を傾けました。

本当に驚くくらい美しい音楽的な鳴き方で鳴いていました。


人間が作った音楽の方が、ああいった美しい自然界の音を真似して表現しているのではないかと思うくらい、心洗われる美しい調べでした。


息子の部屋の入り口に佇み、10分くらい聞いていたのですが、いつまでも私がいたら、息子の邪魔になると思い、自室に引き上げました。

あの鳥の鳴き声は、生まれて初めて聞く鳴き声でした。


今の住まいに越して2年、ほととぎすや、ウグイスや色々な鳥の鳴き声を耳にしてきましたが、昨日の鳥はさらに美しい鳴き声でした。


それから、しばらくの間、鳥の種類が気になり、野鳥のYouTubeを見てしまいました。
気がついたら深夜の1時半になっていました。

ネットで、夏の鳥、渡り鳥、秋の鳥、夜に美しい声で鳴く鳥など、あれこれを調べていたのです。

1時間が、あっという間に経ってしまいました。


しかし、どうやっても、私が聞いたのと同じ鳴き声の鳥は見つからなかったので、諦めて寝ることにしました。


今朝、起きると鳥はいなくなっていて、あの美しいさえずりは今では幻となりました。

それでも、今朝の涼しさが何とも気持ちよく、まるで昨日の鳥が、今朝の清々しい朝を連れてきてくれたように感じました。


ハートピンクハートハートピンクハートハートピンクハートハートピンクハートハート


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