高山祭 ―

岐阜県・高山の町を流れる

宮川は 祭りの夜になると、

 

まるで息をひそめるように ゆるやかに灯りを

映しこむ 提灯の赤が水面に揺れ その揺らぎは、どこか人の心に似ている。。

 

川沿いには、屋台を見に

来た人々が集まり 「今年もきれいやなぁ」

「ほら、あの彫り物見てみ」 

そんな温かい声が飛び交う 高山の人情は、

祭りの灯りよりも

あたたかく 訪れた者の胸をそっと包み込む。。

 

その中で、

恋人たちは自然と歩幅を合わせ 

川の音に耳を澄ませながら そっと手を重ねる

 「この川の音、落ち着くね」

 

 

「君と聞くと、もっと好きになる」

 そんな囁きが、夜風に乗って流れていく

 屋台の灯りが

ふたりの横顔を照らし 川面の光が揺れながら

寄り添うように 。。

 

恋人たちの影をひとつにしていく

 

 人々の笑顔、屋台の囃子、

川のさざめき そのすべてが、ふたりの恋を祝福しているみたいだ。。

 

私が旅した記憶から。。

 

 

 

 

 

 

猛夏が近づくたび、

胸の奥がそっとざわめく。

暑さの感覚そして。。

 

 

 まだ見ぬ

旅路の予定が、朝の光にきらめいて揺れ、

 海から吹く風が、

これからの旅の予定を感じさせる。。

 

波はやわらかく、 足首をくすぐる海の水は、

まるで季節の挨拶のよう。

 太陽は少し

照れた顔で、今年も楽しんでねと。。

 

旅先の食卓には、

生ビール、おつまみ。。夏の味覚,西瓜。。

 

 

水面が穏やかな海辺では、 

空が夏の空に染まり、

 旅の記憶が静かに積み重なっていく。

 

そのすべてが、

夏への期待をやさしく膨らませる。

 

季節は巡るけれど、 この瞬間だけは、

永遠のように感じる。 

 

夏は、いつだって私たちのもの。

 

    

     

夏の夜は、

息をするだけで胸がざわつく。

海からの湿った空気が。。

 

 肌にまとわりついて、

 夢の世界がゆっくりと溶けていく。 

その溶けた

隙間から、 妄想が静かに顔を出す

夏の眠れぬ夜。

 

寝付けないベッドの上で、

 天井の暗闇がゆらゆらと揺れて見える。

エアコンの流れ人乗って。。

 

 その気流の中に、

 ふいに誰かの姿が浮かぶ。 実在しないはずなのに、

その影はやけに鮮明で、

 まるですぐ隣にいるみたいに感じてしまう。

 

「もし今、幻の恋人がここにいたら」

 そんな考えが、

 熱を帯びた夏の空気に乗って膨らんでいく。

 

触れられないはずの手が、

 そっと指先に触れた気がして、 

胸がぎゅっと締めつけられる。

 

それは一度の。。

 妄想なのに、 現実よりもリアルで、

 現実よりも甘くて、 現実よりもやわらかい。

 

窓の外では、 

遠くの船の

汽笛が波のように寄せては返す。

 

 その音が、 

妄想をさらに深い場所へ連れていく。

 名前も知らない誰かが、 

耳元で何かを囁く。 

 

その声は、

 夏の夜の湿気と混ざって、 

心の奥にゆっくりと沈んでいく。

 

真珠の涙がひと粒、

 こぼれそうになって止まる。 その瞬間、

 妄想の中の誰かが頬に触れる。

 

 現実には

存在しない

はずなのに、 その温度が妙にリアルで、

 胸が熱くなる。 夏の夜は眠れにくく。。、 

人間の心に嘘の温度を与える。

 

妄想はどんどん濃くなって、

呼吸さえ支配し始める。

 

 現実の部屋は

明日の太陽の光を拒むように。。

薄れていき、 

代わりに、 幻の。。

夢の世界が静かに広がる。 

 

そこでは、 

誰かが

見つめていて、 名前を呼んでいて、 

その

孤独をそっと抱きしめてくれる。

 

夏の夜は、 人を少し壊して、

 少し救って、

 少し夢を見せる。 その夢が妄想でも、 

その妄想が嘘でも、

 

その夢が誰かを生かしてくれるなら、 

それはもう神秘だと思う。

 

そして気づく。 この妄想は、

 誰かが明日の夢を。。

求めているあかし。

 

眠れぬ 夏の夜は、 

その証を隠さずに見せてくる。

早く寝たいのに。。

 

      

 

 

 

梅雨が明けたら猛暑、湿気。。

陽ざしが強くなるたび 

体の奥で、小さな声がする 

「少しゆっくりでいいよ」って

 

汗ばむ夏の風は 。。

元気を運ぶ日もあれば そっと

疲れを連れてくる日もある

 

そんなときは

ゆっく静養して冷たい水をひと口 

。。深呼吸をそして睡眠を多くとって。。

 

ひとつ 自分を

いたわる時間を、そっと置いてあげて。。

 

 

夏の疲れは。。

過去の 無理を

した心の影 と思うからだから。。

やさしく

撫でるように 今日の自分を迎えてあげて、

 

季節が変わるたび

身体は少しずつ強く、しなやかに

 

なっていく その歩みを、

夏の光もちゃんと見守っている。。

と思う。。

 

夏の健康。。皆様、お大事にしてください。。

 

       

 

 

大都会の上海を離れて。。

  三十分のとき 高速鉄道の窓に映る

景色が 都市の光から、

柔らかな緑へと変わるころ

 私の心はもう 古き時代の旅人のなを。。

静かに呼んでいた。。

 

蘇州に降り立つと そこには 

運河の息づかい 水は。

ゆっくりと 恋の記憶をほどくように

流れているこの道はいつか来た道。。

想い出の旅の再現。。

 

古い時代の白壁の家々が

水面に影を落とし その揺らぎの中で

旅人の笑顔がふいに蘇る。。

小さな舟が橋の下を

くぐるたび 水音が胸の奥を叩き 「まだ忘れていないこの景色」と そっと囁く。。

 

運河沿いの

柳が風に揺れ その細い影が あなたの指先のように 私の頬を撫でていく。。

 

夕暮れ、

灯籠の赤が水に落ち その揺らぎの中で 私は気づく。。

――夢旅は、終わらない ただ形を変えて 古い街      水の底で 静かに息をしているのだと。。

 

 

   

 

梅雨の匂いが胸にしみる季節、

 会えないあなたへの想いだけが、

静かに濡れて..

 

ゆく雨のしずくが寂しさをます梅雨。

 

ぽつり、ぽつりと落ちる

雨粒は私の真珠の涙みたいに、 

まるで言えなかった言葉たちの姿みたいで、

 

 触れれば

すぐに消えてしまいそうなのに、

 心の奥ではずっと

響いている。この寂しさはなんだろう。。

 

「地震・雷・火事・親父」なんて言うけれど、 

本当に怖いのは、

  “災いは忘れたころにやってくる”みたいに、 ふいに訪れる孤独の揺れ。

 

あなたに会えない日々も、

 まるで予報の効かない天気みたいで、 

 

晴れるはずの空を何度も見上げてしまう。

それでも、

 雨音に紛れて届くあなたの気配を、

 私は信じている。

 

梅雨が明けるころ、 

雲の切れ間から差す光のように、 

そっと、静かに、

 あなたにまた会えますように。

 

梅雨の雫におもう。。

 

     

雨の湿気がまとわりつく朝、

 

まずは自分の部屋の

空気をひとつ入れ替える。

 

 窓を少し又は大きく開けるだけで、 

こもった湿気は

逃げていき、身体のだるさも軽くなる。

 

気を付けたい服装も外に出る日は、

 軽いレインウェアと歩きやすい靴。

 

 濡れた地面に気を取られず、 

自分のペースで歩けるだけで、

疲れ方はまるで違うような気がする。

 

夏の強い日差しが始まったら、

 帽子と日陰は味方になる。 

 

直射日光を避けるだけで、 体温の上がり方は

驚くほど穏やかになる。

 

水分は「喉が渇く前」に。

 

 冷たい麦茶でも、常温の水でもいい。

 

運動もしていないのに

スポーツ飲料をたくさん飲むと塩分、

糖分などが

 

普通の飲み物より多くなっているので

血圧等が上がる可能性があるのかな?

 

 身体は静かに必要を伝えてくるから、

その声に少しだけ早めに応えてあげる。

 

夜は、冷房を強くしすぎない。

 温度を一度下げるより、

 

風向きを変えるほうが快適なこともある。

 眠る前に

軽くストレッチをすれば、

 一日の疲れがほどけていく。

 

こうした小さな工夫の積み重ねが、

 梅雨と夏を

無理なく乗り越える力になる。

 

 そしてその中に、

自分の身体を丁寧に扱うという

 ささやかなロマンが、確かに息をしている。

 

もっと実用的にするか、

 逆にもう少し詩の要素を残したいか、

どちらがいいかな。

 

 

       

        

 

 日本から

  約3〜4時間の空のリズム

揺られながら、

 ふわりと台湾へ飛び立つ。

 

キャビン

 

 その短いフライトさえ、

旅の序章のように胸が弾む。

 

台北の街に降り立てば、

 都会のビートがすぐに

足元へ流れ込む。

 

  トントン、ワクワク、心が跳ねる

ビルの谷間を抜ける風も、

MRTの走る音も、 まるで旅人を

歓迎するドラムのよう。

 

夜市の灯りは星より近く、

胡椒餅の香りが鼻先で踊り、 

魯肉飯はやさしく包み込み、 マンゴーかき氷は初夏の太陽をそのまますくったように甘い。

 

龍山寺の線香の煙は

ゆっくり空へ昇り、 

祈りの声が重なって、

 静かなハミングのように心を整えてくれる。 

 

都会のリズムの中に、

ふっと現れる静寂のオアシス。

そして南へ――台南。 

時間が少しだけゆっくり流れる古都。 

担仔麺の湯気がふわりと立ちのぼり、

 

初夏の午後を

そっと抱きしめるように静か。 

ここでは旅のリズムが

  タン…トン…タン…と深呼吸をする。

 

食べるたび、歩くたび、祈るたび、 

旅が身体の中でメロディになっていく。

 

初夏の台湾は、都会も寺院も古都も、 

すべてが

喜びのリズムになる麗しの国。 

 

日本からたった数時間で、

 心が軽やかに跳ねる世界へ飛び込める。

 

私が旅した淡い記憶から。。

 

 

関西万博跡の

夢洲の隣の洲、大阪湾の舞洲。。

とある、ロッジ。。

 

風鈴が鳴る。 透明な音が、

真夏の空気をすっと冷やす。

 

海岸の静かな

家の軒先で

揺れるその小さなガラスは、

 まるで心の奥にしまった想いを そっと

震わせるみたいだ。

 

 

あなたと歩く夏の散歩道は、 

明るいのに、

どこか切ない。 太陽が強すぎて、 

ふたりの影が少し離れてしまうから。

 

かき氷の赤いシロップが

溶けていくように、 

言えなかった

言葉も ゆっくり形を失っていく。

 

それでも、

風鈴の音だけは ふたりの

間を軽やかに渡っていく。

 

 触れられない距離を越えて、 ほんの一瞬、

心をつなぐ。

 

夕暮れが近づくと、

 空はオレンジ色に滲み、 

海の匂いが風に混じる。

 

 

夏は明るい。 

    だからこそ、

叶わない

想いまで やけに美しく見えてしまう。

風鈴が最後にひとつ鳴った。 

 

その音を背中で聞きながら、

 ふたりは別々の道へ歩き出す。

 

けれど、

あの夏の風景は

 きっと

ずっと胸のどこかで揺れ続けている。

 

        

 

石畳に、 

ふたりの影が寄り添っては離れていく。

長崎海からの風は、 

どこか九州の香りをまといながら、

 彼女の髪をそっと揺らした。

 

オランダ坂をのぼるたび、

 胸の奥で小さく軋む音がする。

 

それはきっと、

 “いま”が

永遠じゃないと知っている悲しい心の音。

 

夜景が滲む。 

光の粒が、涙、真珠の粒と区別できなくなる。

 

「また来ようね」

 君が笑ったその声が、 

夜の浜町の港に吸い込まれていく。

 

言えなかった

好きと言う言葉がある。 

伝えられなかった本心がある。

 

だけど、 

あの坂の途中で

君が振り返った笑顔は一瞬だけは、 

心のすべてがふたりのものだった。

 

初恋は

友情よりも深く胸に残る。

 長崎の

灯りのように、 静かに、消えずに。