CL決勝ご覧になりましたか?


今年は大好きなマンUが決勝に残っていたのでとにかく楽しみなマッチでした。

という事で今回はCL決勝に関しての分析をさせて頂きます。


サッカーに興味のない方は勝ちでつまらないと思いますがお許し下さい。


二年前のCL

マンU対バルセロナ

もともとボールポゼッションに定評のあるマンUなのですが完全にバルサにボールを支配され、エースのロナウドもプジョルの激しいマーキングにフラストレーションが溜まる一方で爆発せず・・・悔しい敗戦をきっしました。


今回はロナウドこそは抜けたものの、ロナウドの後継者との呼び声の高いナニ。メキシコの超新星エルナンデス。
を加え、パクチソン、キャリックなどのプレーも安定し、スコールズ、ギグスといったベテランも調子を落とす事なく残っていて、前回よりもリーグ戦などを見る感じでは調子が良かったし、リベンジが期待出来る良い仕上がりだと感じていました。


やはりテレビなどでもよくキーマンとしてあげられていましたが、エルナンデスがどこまで個人でバルサの守備を打開できるかが個人的な見所でした。



試合開始とともにペースを握ったのはマンU。

フォアチェックによりバルサに自由にボール回しをさせず、高い位置でサイドに追い込み人数をかけて奪い、そこからすぐに相手の裏を狙うスタイルでバルサを翻弄したかのように思えました。

しかし、15分を過ぎた辺りでしょうか。

徐々に前線のプレシャーがかからなくなり、バルサが高い位置でポゼッションをし始めましたね。

もちろん中盤、最終ライン、しっかりラインを敷いて守るマンUディフェンス。なかなか破れるものではありません。

それに対しトップからするっと中盤に降りたメッシがフリーでボールを触り始め、パスを回すだけでなく徐々に前に前にドリブルで突っ掛けはじめる。

1人抜かれるたびにマークにずれが生じる。

マークを引きつけてメッシはサポートにきた周りの選手にボールを預ける。

そこから空いたスペースに上がってきたフリーのシャビ、イニエスタに早い横パスが入る。

それと同時にペドロ、ビジャが裏のスペースを狙い動き出す。

同時に高い位置をとったサイドバックもスペースに動き出す。

マンUの4バックに対しバルサも4人が裏を狙い。

フリーで受けたイニエスタ、シャビがミドルも狙いながらスルーパスを狙う。

その流れからうまくマークを外したペドロがシャビからのパスを受けて先制。


完全に計算通りの崩し!!


その後、マンUも前線でボールを奪い早い展開からゴールを奪ったものの、ペースはバルサ。


メッシ中心の前線でのポゼッションが続く。相変わらずメッシが引きつけて空いたスペースを有効に使うバルサ。メッシの引きつけからの崩しを恐れて軽くなった前へのドリブルのプレス。

その甘くなった一瞬の隙からメッシのミドルシュートが放たれバルサの二点目が生まれる。


バルサの長いパス回しから生み出した一瞬の隙。一見メッシの個人技と思われがちだが、完全にチームで生み出した得点だ。


マンUはサイドを中心にバルサディフェンスを崩そうとするがアビダル、アウベスが一対一をしっかり抑える。

痺れを切らしたマンUはなんとかサイドを切り崩すべく攻撃的なナニを投入する。


しかしその直後、サイドでボールを受けたメッシはナニと一対一の状況を迎えた。ボールを奪いにきたナニをメッシはいとも簡単に抜き去りそのクロスのこぼれダマからシャビの三点目が生まれた。


まるで攻めにでたマンUの揚げ足をとるかのような展開。


これで勝負が決まった気がします。


個人個人のスキル。個のストロングポイントをうまく使った戦術。

完全にバルサのプラン通りのゲームだったのではないだろうか?


全てにおいてバルサが一枚上手だった。


そんな印象。


マンUの敗因は個で打開する力がなかった事。


ルーニーはバルサにとってもとても脅威だが、どちらかと言えば1人で打開するより周りをいかし、生かされるタイプだ。

過去にファンニステルローイ、ロナウド、テベスといった個人で打開出来るタイプと組む事でうまく良さを出していたが、今回組んだエルナンデスにまだそこまでの実力が伴っていなかったような気がする。


サイドでゲームを作るギッグス、パク、バレンシア、ナニも総合的に素晴らしい選手だが、バルサほどの格上を相手にするとやはり劣ってしまのが現状だ。

トップ、サイドにもう少し脅威のあるカードがあれば展開はまた変わってきたのかもしれない。


個人的にエルナンデスよりもベルバトフを前線においてタメを作った方が良かったような気がする。


まぁマンUファンとしては残念ではありますが、バルサには何度やっても今は勝てない気がします。


一年前にインテルに破れたバルサですが

メッシ、ブスケッツ、ペドロ、ピケ

若手で力のある選手がガンガン結果を出し、チームの核として育っているバルセロナ。


遠分はバルセロナの時代が続きそうですね。


モウリーニョ。


マンUきてくれないかな。


来年のCLも今から待ちきれません。


俊輔に続き、長友、本田、内田とCLで日本人が見られる時代です。

この決勝の舞台に日本の選手が立つ日も楽しみですね。

今後の日本人の移籍情報も気になるところです。


そして大好きなファンデルサール。


今までありがとう。


お疲れさまでした。












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