ミッション 4-6 | ☆ 乳癌なっちゃいました ☆

☆ 乳癌なっちゃいました ☆

母子家庭の大黒柱がまさかの乳癌に!!
泣いている場合ではありません。

楽しい学祭も終わり、さすがに娘達に病気の事を話さなくてはなりません。


……気が重いです ガーン



学祭が終わった数日後、家族で食事に行きました。
楽しく食事をし、家に帰りいよいよ告白です。




ヤキトリ「私がんになっちゃった。すぐにどうこうって事は無いけれど、治療しなくてはいけないので色々と迷惑をかけるかもしれない。帽子を被っていたのは、実は治療の副作用で髪の毛が抜けてしまったからなんたよ。心配かけてごめんね」

と、多分こんな感じの事を明るく二人に話しました。


娘2は薄々病気だと感じていたせいなのか、無言でうつむいていました。

娘1は明るく
「でもきっと大丈夫だよ。いっちは(名前で呼ばれています)家族で一番元気なんだから。ご飯を一杯食べて一杯寝てればきっと…」

娘1は言い終わらないうちに泣き出してしまいました。


「…… 死なないで汗汗


と……


娘2もポロポロと泣いています。

私も思わす涙が出てしまいました。



二人ともきっと不安で不安で堪らないんだろう。

本当に申し訳ない。




心配を掛けないように明るく元気に

「大丈夫。すぐ元気になるから」

それくらいしか言えませんでした。
本当にごめんなさい。






その後、帽子を被りだした私を不思議に思わなかったのか聞いたところ

娘2「病気だと思って心配してた。けど…いっちが言わないからどうしようもなかった」

娘1「いっちがま~た変な事に凝ったんだと思ってた。そんなに帽子が好きなら今度プレゼントしようかと思ってた」




同じ姉妹でも性格は全然違うんですね。