かーかんです


夏央に会いたくて
会いたくて
泣いてしまう

恋しくて恋しくて
胸が痛むほど
恋しさがつのる…

その誰か、

夏央が会いに来てくれて
夏央に触れた喜びは
わたしの今の癒しとなった
そして、
おかあさんであるわたしの
今の気持ちを満たしてくれた

ずっとずっと子どもの頃からあった

恋しさ

恋しくて恋しくて
胸が痛くなるほどの
相手


いると思っていた

その人ではない

誰かを

代替品⁈代替人⁈

として、

燃え尽きるまで

ときには廃人になるまで

エネルギーを注ぎ

恋しさを感じないように

ぼろぼろになるまで

心と身体をつかいきった

そんなふうに

自分を扱ってきた

今浮かぶ、あの人のこと

その恋しい誰か

だと、

今度こそはそうだ!

と思っていた

昨日までは

………


恋しくて恋しくて
切ない気持ち
胸が痛くて苦しくて
その誰かを求めて
恋しい誰かを求めて
泣けてしまうほどのおもい

それが溶けた

溶けていった

分かったのはそれだけ

今言葉で言えるのはそれだけ

うん

恋しくて恋しくて…

浮かんでいたあの人は、

今、違った思いで見えている