情報の圧縮・デジタル化 | - あいすばーぐ流大学受験勉強法 -

情報の圧縮・デジタル化



お久しぶりです(汗)
かなり放置してしまいましたね…すみません^^;

さて、今日は「圧縮」について書きたいと思います。

人間の耳や目には、たくさんの情報を収集する装置があります。眼には視細胞という光を受容する細胞が、耳には内有毛細胞という音の振動を感じ取る細胞がそれぞれ存在します。そして視細胞で得た情報は視神経を通じて脳へと伝わり、内有毛細胞で得た情報は内耳神経を通じて脳へと伝わり、視覚や聴覚として人は外界の情報を認知できるわけです。

ところが、ここで不思議なことがあります。視細胞はかなりの数があるのですが、情報を伝達するルートとなる視神経の線維はそれに対して数が圧倒的に少ないのです。さらに、内有毛細胞もたくさんあるにも関わらず、内耳神経の線維の数は少ないのです。

これは、情報の統合・圧縮を行っているからなんです。具体的には7個の視細胞で感じ取った光情報は1つの視神経の線維で脳へ伝えられるといわれています。耳では1キロHzの音域をたった1ミリ秒に発生する電位に圧縮することでもって音を感じています。すごくないですか?


このように、脳では受け入れた情報がそのままいくわけじゃないんですね。

私はこれは勉強においても同じことがいえるんじゃないか?と思っています。受験勉強ではたくさんの文章が出てきますが、それを一語一句覚えているのはまったく意味がありません。

その間の要点をしっかり押さえてそこを記憶することが重要だと思うのです。そしてその要点を押さえていれば、脳で全体の内容をよみがえらせることが出来るんじゃないかって思うんですね。

例えばももたろうの昔話を記憶しよう!と思えば、

1.桃から生まれたももたろうが鬼が島へ鬼退治に出発して
2.途中で猿・犬・きじを仲間にいれて
3.鬼を退治し、宝もたくさん手に入れました。

ということを記憶しておけば、その間の部分は実際に読んだことがあれば「あぁ、きびだんごで仲間に入れたんだ」「おばあさんは川へ洗濯に、お爺さんは芝刈りにいってたっけ」などと比較的話の流れに重要でない部分をひっぱりだすことが出来るんじゃないか、そう思うわけです。


私はこれを情報の圧縮、もっといえばデジタル化といえると思います。ずら~っと長いストーリーを細かい区切り、箇条書きにする作業こそが記憶には大事だと思うんですね。


でも、最初から箇条書きにされた情報ってのは覚えるのが難しいんですよ。

例えば授業で今日覚える用語を箇条書きでかかれたプリントをもらっても、その授業をもしちゃんと聞かずに寝ちゃったりしたら全然そのプリントが活きてこないんです。視覚や聴覚の話だって、一応自分で全部の情報をキャッチしたあとに統合しているじゃないですか。

要するに脳内で「デジタル化」する。「圧縮」する。そのままの文章を覚えるのではなく、重要な要点を区切って覚える。その作業をちゃんと自分で行う。

この2点に気をつけて勉強してみてください!


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