物事の不確かさ・不安定さ | - あいすばーぐ流大学受験勉強法 -

物事の不確かさ・不安定さ



今日は妙にタイトルが哲学チックですが(汗
別に大した事をいうわけじゃないので、あしからず…笑

私が大学に入って、色々と衝撃を受けたことはたくさんあります。まぁいろんな生き方をする人にも驚きますし、大学のイメージと現実の違いで受ける衝撃もあります。でもまぁ、それはいいとして個人的に驚いたことが1つあります。

それは、教わっていることがやたら「だと言われている」「と考えるのが主流」みたいなことばっかりなのです!別に医学部の勉強に限らず、教養科目で取った人文社会系科目もそうだったのです。そんなビミョーなこと教えるんかい!って思いましたけどね。

でもまぁそんなことをずっと教わっていると、「あれ…ひょっとして…」と色んなことが疑問になってきたんですよ。高校の頃ならったミトコンドリアはこんなんでした↓


- あいすばーぐ流大学受験勉強法 --みと


でも実際大学入って勉強していると、そんなミトコンドリアは実際にあんまりいないよ!って聞いてびっくりしたものです。ひだがギューってつぶれて隙間なんか見えないやつ、そもそもひだなんかなくて管状になっているやつ。電子顕微鏡の写真見てみると、実に色んな形のミトコンドリアがいて、もう自分の中のミトコンドリア像は崩れていったのです。


何が言いたいかといいますと、高校までは、結構レールが引かれてあって何となくここまでやってきた人も多いと思うんです。実を隠そう私もその一人なのですが、特に深くも考えず言われるがままに勉強して、まぁ言われるがままって、本に言われるがままってことですけどね(汗)とりあえず過ごしてきました。あ、本っていっても高校レベルの教科書・参考書のことです(笑

それっていうのは言わば高校の勉強自体がほとんど机上の学問でしかないので、考察することも勉強することも、決められた枠組みでしかなかったからなんですよ。それのメリットってのは「安心」だと思うんです。正解は正解、間違いは間違いという白黒はっきりしていたほうがスッキリしていて、正解だったら何も言うことありませんから、安心ですよね。

でも実際はそうじゃないことが多いのです。毎年あるじゃないですか、例えばセンター試験の国語の問題に対していろんな予備校が「それはこうとも取れるんじゃないか」という抗議をぶつけて、またそれも正解にするだとか。気付いている受験生も何人かいるかとは思うんですが、結局のところ高校までの学問はあえて無理やり白黒つけてやってることが多いんです。数学とか物理以外はほとんどそうやって無理やり白黒つけているんじゃないでしょうか?

ミトコンドリアはこういう形が正解!と思っていたことが実際違うという先ほどの例も出しました。世の中あまくないものです。そんなに簡単に枠組みを決めれると思っていたら大間違いなんだな、ということを悟らされました。そういう意味で高校の勉強ってのはスッキリしすぎていました。

こうやって議論していると、同時にもう1つの幻想に気付かされます。受験生はそもそもそういう教育のされ方をずっと強いられているので、何か「公式」みたいなものに頼る傾向があるんです。絶対に間違いない何かを常に探してしまうんです。

例えばいろんなブログを見ていても、「これこれをすれば合格できますか?」「これの勉強にはこれがいいですか?」のコメントの質問の嵐。それに漬け込んで参考書界も「これをやれば絶対8割」「これをやれば絶対分る!」とかいって受験生の不安に入り込んでくる。コロンブスの卵じゃないですけど、言われればそんなはずないって誰でも分りますよね?

だから、せめてこのブログを読んでいる受験生の皆さんには心に刻んでおいてほしいんです。受験に王道なし。10人の人間がいれば、10人の合格の仕方がある。英単語帳でもターゲットを使おうが速読英単語を使おうが、DUOを使って受かった人もいる。学習塾に入って受かった人もいれば、そうじゃない人もいる。

安全神話なんていう幻想にはだまされず、自分のやっていることに自信を持って、あくまでこういったブログは「参考程度」にしておくだけがいいです。無害です。ちなみにこのブログでは具体的な参考書だとかは推薦していくつもりはありません。あなたがやっているその参考書で別にいいと思っています。

高校の間はそれでガマンして幻想に騙されているフリをしながら、大学入ったら色々と突っ込んだ勉強をするくらいの気持ちが一番いいかもしれません(笑


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