ご無沙汰しております。(と言ってもほんの一部の方にしか通じませんが・・・)
色々あってブログやめてしまおうかとか考えていたのですが、大友さんの素晴らしい映画を観て久々にいい感じなので書き留めておくことにしました。
コメントいただきっ放しになっている方々申し訳ございません。
来月になれば少しは落ち着くので、お返事させていただきたいと思っています。(と言っても、ご覧いただけるかどうかとも思っていはいますが・・・)
とにかく仕事がすごい状態なのと、カイシャで気持ち悪い人の気持ち悪い行為があったりして・・・。書いていたらキリがないのでやめておきます。(笑)
で、とてもじゃないけど大友さんNHK脱藩後の初監督作品である「るろうに剣心」の公開を迎えても上映終了までに観に行けるかどうか・・・と思っていたのですが、今日の午後、外出で丁度定時くらいに仕事が終わりそうだったので、戻ればエンドレス地獄が待っているオフィスには戻らずに、気分転換しようと思って調べたら、TOHOシネマズ六本木ヒルズ「英語字幕版」というのをやっているではないですか!
少し小さいスクリーンだったけど、真ん中の席が取れたので何が何でも仕事を終わらせる決意で購入。がんばったけど案の定定時には終わらず15分も遅れたけど何とか本編には間に合った。行いがいいからデス。←そんなことないけど、そう思い込む無理矢理ポジティブ思考な最近のワタクシ。
ここからやっと映画の感想。。。いつもの如く、ストーリーなど映画の説明は一切なし。ひたすら自分勝手な感想を書きなぐっている不親切な感想なのでわけがわからないのはお許しを。
たけるん(佐藤健)かっこええ!!!!!
上手い!上手すぎる!あらゆる意味でいい役者さんだ。
向井くんとは・・・・・。上映中一瞬、この役を向井くんができるかって言うと絶対無理だし、他の役でもキャスティングされないだろうな~と、たけるんの才能に嫉妬したりして勝手に自己完結。(笑)
大友さん、NHK辞めたときは「ハゲタカ2」への道が閉ざされたも同然なので心底落ち込んだんだけど、こんなにすごい映画作れたからよかったね!!!(←一体ど~ゆ~立場か?)
ハゲタカワールドと「龍馬伝」の世界観とがどうもちらつく映像だったけど、それは決してマイナスじゃない。
相変わらず効果音や音楽が大友ワールド全開。だと思ったら音楽はやっぱり佐藤直紀さんだとエンドロールで知るワタクシ。
「え?そんなことも知らなかったの?」というお声が聞こえてきそうだが、「るろ剣」に関しては原作も読まないようにしていたし、なるべくスタッフやいろんな情報を見ないようにしていた。
大友さんの作品を先入観なしで観たかったから。
そして、本当に心から「こんなに面白い映画を日本で作ってくれてありがとう!」と思った。
でも、英語の字幕が気になってっていうか、やっぱり出ていると読んじゃうよね(笑)
で、「こんな風に訳すのかぁ~」とか感心したり、出てきた英単語から脳内連想ゲームが始まったりしてちょっとよくなかった。次回は字幕のないところで観たい。(2回目鑑賞はトーゼン敢行予定)
だって、いきなり新撰組が”Shogun's dog”とか、剣心(佐藤健)のことを流浪人ってことで、“Wanderer”(ユーミンの同タイトルの曲があるの)とか出てくるんだものねぇ。
「ハゲタカ」と重ね合わせてしまったシーンもとってもたくさん。
ま、きっとこれは大友さんの美学というか哲学?にかかわる部分だろうから、作品が変わってもその中心にしっかりと根付くものなんだろうな~と思ったり。
でも、帰り道にしんみりと、もう大友さんは「ハゲタカ」を卒業しちゃったのかな・・・と思ってしまった。
「龍馬伝」の傘と雨のメタファーを思い出さずにはいられない演出とかを観ながら、こんなことに目が行くのって「龍馬伝」を1年間ちゃんと見続けたからある程度そんなフィルターができてしまったんだろうな~。
「憎しみの連鎖からは何も生まれない」というメッセージとか、香川照之さんは弥太郎路線だったりとか。(笑)たけるんも、「龍馬伝」のThe 不憫以蔵 を彷彿とさせるところとかあったりしてちょっと萌えた。(笑)
遥か昔、「るろ剣」のキャスティングを知ったときには、大森南朋を出せ~~~~とか言いまくっていたけど、今日作品を観ていてそのことは今の今まで思い出さなかった。(笑)
そんな私も「ハゲタカ」を思い出として大友さんの今後を楽しみにしていくのかな~。
他の俳優さんの感想も少し。
江口洋介さんは、あんまり好きじゃないんだけどすっごく良かった。(←エラソ~)
吉川晃司は、あちこちで絶賛されていたみたいだけど・・・。もちろんスゴカッタけど、たけるんが素晴らしすぎて。(笑)でも、すごい存在感で香川さんといて全く負けてなかったのもスゴカッタ。
蒼井優は、マツコデラックスに「性悪女優って感じがどんどんにじみ出てきてていい感じ」みたいなことを言われていたがまさにそんな感じ。(笑)
青木崇高はもちろん面白かったけど、「龍馬伝」の後藤様の方が人間描写って意味ではおもしろかったかも。なんか、表情とかがNHKドラマ「はつ恋」のときの一場面を思わず思い出すような箇所とかあってちょっとだけ醒めた。(←自分勝手な思い込み)
ま、たけるんの運動神経の素晴らしさとあの表現力と大友さんの細部にまでこだわったリアル、そして佐藤直紀さんの素晴らしい音楽というのが圧倒的だから、いい意味で他の役者さん達はそんなに気にならないんだけどね。
気になったことと言えば、アクションのCGとか使っていないって大友さんがあちこちで言ってるけど、エンドロールでCG担当者が3名くらいクレジットされていたのよね。。。アレって、雪のシーンとかにCGが使ってあるのかな?とか、気になった。
あと、アクションがすごすぎて、スローモーションになっていることでなんか本当にやってないような、画面を作っているような感じがしなくも無くって、「誤解されるんじゃないかしら?」と、心配したり。(←大きなお世話だ)
決して観て損したとは思わない素晴らしいエンターテインメント作品だと言う事は、保証する。(←そんな立場でもないくせにね~)
といっても、ハゲタカ廃人の私の目は曇っているから当てにならないかも。(笑)