福井県のアンテナチョップふくい南青山291 で、蕎麦打ち体験をした。
蕎麦打ち名人のデモンストレーションを見た後、各組に分かれて実習するスタイル。
デモの間、美味しい蕎麦にするためのポイントを聞く都度、「できるかしら?」「ここはきっちりがんばりましょうね!」などとささやき合う、Nちゃんと私。
まず、美しい塗り物の鉢に粉を振るって、さらにそれを手でまんべんなく混ぜる。これがさらさらフワフワでとっても気持ちいい。
水を慎重に入れて行き、そぼろ状にしていくのだが思えばこの時に、二人で面白がってやっていたのが若干まずかったような・・・。気付くと回りのテーブルはすでに伸ばす段階に進みつつあった。(笑)
こねている段階で蕎麦のいい香りがふわ~っと立ち昇り、それだけでもシアワセ。
なんとか、きちんとまん丸にきれいにまとまったので、1mくらいあるめん棒で伸ばすのだが、これがなかなかきちんと均等に出来ない。爪で生地を傷つけないように猫の手でめん棒を使うのだがこれがなかなか思うように行かない。
そのうち、表面がひび割れてきた。(笑)
とろとろやっていたからだろう。。。
今回初めて知ったのだが、打ち粉は蕎麦の実の中心部分で殆ど香りも味も無いところなのだそうだ。
度々各テーブルを回ってくださる先生に手伝っていただき、何とか成形してやっと蕎麦切り。
包丁がものすごく重たいのにびつくり。
でも、補助板と包丁の傾け方で一定に切ればいいので、これは何とかクリア。
本当はその場で各自の蕎麦をゆでていただくのがいいのだが、何しろ不揃い(短い、太い、分厚いなど)なので上手くゆで上げられないため、(←主催者側の説明)名人が打ったものを試食でいただいた。
平皿に盛った蕎麦に辛み大根おろしとねぎと鰹節、そして薄めのおつゆがかかっている。
蕎麦は、香りが上品ながらもしっかりあり、噛みごたえもしっかりしつつ決してぼそぼそなどしておらず、喉越しも爽やか。
「やっぱり、打ちたては違いますね~」と、Nちゃん。
「あら、名人が打ったからじゃない?」
「そうでしょうけど、きっとそば粉もいいんですよね。」
「そうね、こねてるだけでもあれだけの香りだったものね~。」
「それにしても美味しい・・・」
と、大満足の私達。
果たして、自分で打って切った蕎麦を自宅でゆでていただくとどうなるのか・・・。
当日の夕飯は、早速このお蕎麦を茹でた。
蕎麦の上に乗っているのは、ふくい291の外で販売されていた辛み大根。
↓ 細くて20cmくらいの長さ。葉っぱを切り落とした後思わず記念撮影。
打ち立てでもないし、名人の作品でもないし、ゆで方もおつゆも違うけれど、すごく美味しかった。
やっぱり粉がいいのか?
名人は「自分の家でも出来ますよ」と、盛んに勧めてくださったが、いろんな意味で無理なのでまた教室に参加して作ってみたいな~と。
楽しいし、すごく美味しいし食いしん坊nanakoにはおあつらえ向きの大満足企画だった。