京都の和菓子/あずき処「宝泉堂」  の夏のお菓子をいただいた。


↑寒天2つと丹波大納言小豆1つ入り
「京しぐれ」というのは大納言や、白小豆のことらしい。


↓寒天1個分と、大納言半分

しおりによると「寒天は京都北山の伏流水を使い、ほとんど甘味を加えず、やわらかく仕上げました」

とある通り、寒天は美味しい水をいただいているような舌触りとのど越し。まさに甘露。

本当に涼やかで爽やかなのだ。

大納言もふっくらしていて甘さも控えめで豆の香りも素敵。

どちらかだけいただいても完成された味だが、いっしょにいただいても素晴らしい。


銀座立田野の豆かんの寒天も赤エンドウ豆と固さが揃えてあり、独特でえも言われないテクスチャーだが、宝泉堂の寒天はその対極すに位置するテクスチャー。どちらも寒天の素晴らしい可能性を教えてくれる逸品だと思う。世の中に寒天物は溢れているが、この二つに出会えてよかったと思えるほどだ。(←大げさ)


因みに、最初に宝泉堂の素晴に触れたのは、京都のお土産にいただいた「しぼり豆 丹波黒大寿」。

以来気に入って、自分でもよく買い求めていただくし、お土産にも使っている。

東京ではDEAN&DELUCAで購入できる。


宝泉堂 本店 (ほうせんどう)

TEL 075-781-1051

住所 京都府京都市左京区下鴨膳部町21

営業時間 9:00~17:00

定休日 日曜・祝日