今日の自分の生活においての間接的震災(こんな言葉あるのか?)を振り返ると、一部の地震直接被害の営業を除き、見事に東京電力の対応に起因する。と、言い切りたいがいろんな要素も絡みあっているので断言は避けるが。。。
ということで、今日のブログは港区のオフィスの勤め人である私が個人的に体験した、いつもと違う日常だ。
2011年3月11日(金)の東日本巨大地震から初めてのオフィスへの出勤。
東急東横線は本数を減らして全て普通運行。(通勤特急などが無い)
かなり早く家を出たので、通常並みの混雑。
一方、同じ路線の派遣の方は通常の時間よりすこし早く家を出たところ、駅でホームから落ちそうな状態で何本も待ったそうで、1時間以上遅れての出社だった。
しかし、銀座線は通常の5割程度の本数らしくその上半蔵門線に乗れない人々も集中しており、改札にたどり着くまで、東横線の改札出口から銀座線の開札に続く階段の幅での進まない行列が続く。
それでも、ギリギリ始業時間に間に合った。
が、始業時間に出社できていたのは2割程度の社員のみ。東京電力の呼びかけに応えて鉄道各社が運行調整をしているため都心に住んでいる人しか出勤できないからだ。
出勤者を集めMTG。取引先各社も大打撃を受けていたりしてもはや、常識の通じないサバイバル対応が要求されている事態だ。関係会社もオフィスがほぼ壊滅状態で、弊社の会議室を執務スペースとして提供することに。
昨日朝食用のパンを買えなかったので、ドトールにモーニングセットを買いに行ったらホットサンド(ハム・卵・レタス・トマト・チーズ入り)類は販売しておらず、ホットドックセットのみだった。
その上、「地震による停電の影響で営業は午後3時まで」だそうだ。
出勤時に通りかかったコンビニのお弁当コーナーは、半分が空でもう半分がサンドイッチ類で埋まっていたが、10時過ぎに行ってみたら全部空になっており、パン類もスナック菓子類もなかった。
オフィスは、節電のためブラインドを全開にして電灯はつけていないが、さほど不自由はないしいつもブラインド越しの風景がきれいに見えて視覚的には快適だ。
オフィスビルはあちこちにひび割れがあり、一体ビル自体にどの程度のダメージがあったのが不安。
しかし、オフィスビルの管理会社管轄エリアはいつも通りの明るさ。
のんきなことに10時過ぎて館内非常放送が入り、オフィス以外の場所の明かりとトイレの便座に関して節電をするという。
お昼は、渋谷駅の東横のれん街に買いに出かけたがコンビニとは違いお弁当類はいつも通りの品ぞろえだった。
銀座立田野もいつも通り豆かんやあんみつを売っていた。工場が渋谷にあるのだが、無事だったそうだ。
地震の時は、東横のれん街は揺れたもののパネルが若干落ちかけたくらいで、ショーケースの上の商品が落ちたりすることは無かったそうだ。
だが、モロゾフの前を通りかかるといつもと様子が違った。
チョコレート類しか並んでいない。いつもはチーズケーキ類が並んでいるショーケース内も全てチョコレートになっていた。
千葉県船橋市の物流拠点などの被害により供給不能との立て札が。
やはりいろんなところに影響が出ている。
仕事は色々大変だったが、そんなのは当たり前なので省略~そして終業時間に。
明日の朝こそ美味しいパンをいただきたいと、夜6時までの営業だとHPで知った青山アンデルセンに駆け込んだが、根こそぎ売り切れていて、クッキーがわずかに残っていただけだった。
みんなどんだけパンが好きなんだ?(笑)私は普段から買っているがこんなことに遭遇したことが無いのだから、普段買わない人が買うのか、普段買っている人が買いだめしているかだろうから。。。
そのまま、青山通りを渡りナチュラルハウスへ。
HPで確認すると他店は休業しているようだが、青山店は営業している模様。
しかし、野菜や果物はそこそこあったものの、お目当ての納豆が全く無い!豆腐や油揚げなどその棚は空っぽ。
お店の方にお聞きしたら、今朝はいつもより多めに入荷したのだがあっという間に売り切れたそうだ。
もちろん、パン類も売り切れ。
仕方ないので、まもなくきれそうなお味噌だけを購入。
次に、ダメもとで紀ノ国屋へ。6時閉店だったが2分前に滑り込んでパンコーナーへ。
もちろん、お目当てのイギリスパンを含め売り切れていたが、フォーシードブレッドといういろんな穀物やナッツが入った茶色い食パンが1斤残っていたのでそれを購入。
ついでに対面販売のパンコーナーにもチェリーマフィンとベーグルがあったので念のため購入。
冷凍しておけばこれで1週間は大丈夫。でも、パンだけで1000円を超えるのはさすが紀ノ国屋だ。(笑)
紀ノ国屋のパスタコーナーは十分在庫があったが、まだストックがあるので一応チェックだけ。
あ、ここでも納豆類は売り切れ。みんなそんなに納豆も好きだったんだ。。。
表参道はいつもと違って、臨時休業していたり6時やその前に閉店しているお店が殆どで、お店のライトアップもないので異様な雰囲気だ。
渋谷駅まで歩いたのだが、途中もお店の看板の明かりも消えているし、閉店している外食チェーン店も多くてお正月でも見かけないほどの淋しい雰囲気だ。
渋谷駅でも相変わらず電車の本数が減らされているので、ホームに並ぶ始発電車もいつ出発するのかも告知されないのにどれもギュウギュウ詰めだ。
それでも、歩いて帰ることを思えば我慢できる。
みんな淡々と我慢強い。
電車は久々に気持ちの悪い混雑だったが、乗れて運んでもらえただけありがたい。
自由が丘の東急ストアで納豆や豆乳を購入しようと思ったが、これも全滅。もちろん、パン類はチルドのベーグルに至るまで皆無。そしてここではパスタ類もママーパスタを除いて売り切れ。
なんだか異常だ。
みんな停電に備えてなのだろうが、それがエスカレートしているような気がする。
計画停電も、無計画っていうか詰めが甘すぎる。信じられないオペレーションだ。電車の運行や停電への備えなど世の中を混乱に陥れている部分は、人災といってもいい部分があるのではないだろうか?
ここで怒ってみても仕方ないのでこの辺にしておく。(笑)
TVを見てて気になったこと。
震災後、TVではひたすら報道番組が流れCMも無くキャスターのみなさんのがんばり(声のアスリートにも思えた)にも、原発のエキスパートの方々にも頭が下がる思いだったが、今日はチラホラCMが挟まっている。
ACのモノだけかと思ったら、家庭教師のトライのもあったりしてどういう基準なんだろう?
ま、ずっとCM収入のことが気になっていたので少し安心した。
公共機関としてCM収入は断念するのか、それともスポンサーが料金だけ払って泣くのか、今度知人に聞いてみよう・・・。ご存知の方がいらしたら是非、コメント下さい。