今まで散々、鷲津が好きだ~~~っ!とか、大友イズムがたまらない!とか言ってきたが、雑誌の整理をしていて見かけた記事で、マツコ・デラックスさんが簡潔に述べてくださっていたので思わず、備忘録として。
生まれて初めて買ったCLASSY 2010年12月号。
全く私のテイストではないのだが、「向井理のすべてを知りたい!」という特集記事目当てで買って、その他の記事はチラ見して放置してあったので、今頃の記事になってしまったわけだ。
↓何か「引っかかる要素」を持った、すぐれた女性達について批評・考察したと言う自書のパブリシティインタビュー。
- 世迷いごと/マツコ・デラックス
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私のアンテナに引っかかったところだけ抜粋。
「いまはもう、何を見ても引っかからずじまいで終わってしまうことが多々あるの。映画や歌、ドラマでもなんでも、思考を止めても処理できてしまうものが氾濫している気がするのよ。そうなると、覚悟と気合を持ってやっている古いタイプの女優さんなどが活躍する場はもはやないのね。みんな思考することが面倒くさいんだと思う。目に飛び込んできたものがすべてで、その面白さとか意味を、頭を使ってまで理解しようという人がもう少数なのよ。でもそれは、受け手だけでなく作り手側の問題も大きい。」
「テレビにしろ雑誌にしろ、これだけ凡庸化が進むと、そのうちだれも見向きもしなくなるときが来ると思う。でも、1回焼け野原になったあと、また創造性の方が重視される時代が来るんじゃないかと思っているのよ。」
どこがどうとはあえて書かないが、「ハゲタカ」が好きだったり「龍馬伝」の脚本以外の要素に感動した方なら思うところがあるのではないだろうか。