東京ミッドタウンで時間ができると必ず立ち寄るのがリッツカールトンホテルの入っているビルの5Fのここだ。
↓
たいていデザイン関連の展示をやっている。
先日も、友人が待ち合わせに遅れるというのでぽっかり空いた30分で楽しんだのだ。
今の時期はグッドデザイン賞の製品展示だ。
http://www.designhub.jp/exhibition/
「GOOD DESIGN EXHIBITION 2010」
[グッドデザインエキシビション 2010]
展示品は様々で、YAMAHAのサイレントドラムセットとか素晴らしいデザインの折りたたみ自転車とか携帯電話、メモブロックや軍手、更にはコバエを集めて獲る小さな器具?まで様々だが、やはりしっかりした理念のあるフィルターを通ってきた作品はなぜかこれだけ色々集まっていてもうるさくないのだ。
もちろん、展示自体も考え抜いてあるのだろうがヒトが考え抜いたその結果がカタチになっていてそれを実際に使えるというのはかなり幸せな体験だとおもう。
そんなことを想いながら会場を後にしたら廊下に審査理念がパネル展示してあった。
↓これだ。とっても納得。こういうものに触れると心が洗われるような気がする。(←気がするだけ)
ということで、ミッドタウンで20分くらい時間が出来たらふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
無料ですし。。。(えっ、そこ?)
↓http://www.g-mark.org/aginfo/agi_08.htmlより
審査理念
グッドデザイン賞の審査理念は、グッドデザイン賞をはじめとする各賞を審査するにあって基本的な考え方を、5つの重要な言葉として集約したものです。
人間(HUMANITY) | もの・ことづくりを導く創発力としてのデザイン |
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本質(HONESTY) | 現代社会に対する洞察力としてのデザイン |
創造(INNOVATION) | 未来を切り開く構想力としてのデザイン |
魅力(ESTHETICS) | 豊かな生活文化を想起させる想像力としてのデザイン |
倫理(ETHICS) | 社会・環境をかたちづくる思考力としてのデザイン |
この理念に掲げた5つの言葉を一つの文章にすると、「人間を中心にすえ、高い倫理性を踏まえ、ものごとの本質を見据え、魅力的な創造活動をおこなう」ことになります。これは「デザインは人道的な営みであり、人間社会のために奉仕すべきだ」という基本的理念をあらわしたものであると同時に、そうしたデザインを高く評価したいという審査委員会からのメッセージでもあります。
また「創発力、洞察力、構想力、想像力、思考力」は、グッドデザインを実践する際に求められる「能力」を示しています。
具体的な審査は、この審査理念を踏まえ、それそれの対象領域の特性に応じておこなわれます。