「ええ~っ、そこまで罵倒されるほどひどくないですよ!」
これは、友人Nちゃんのセリフ。
過去、何度かこのブログにも勝手に登場させているNちゃんは、「龍馬伝」を未だに普通に見続けている。


で、冒頭のセリフは「龍馬伝」のどこが不満なのかをNちゃんに聞かれて、いかに脚本がひどいかを語りまくっていた私の話の途中でのもの。


今日は、かねてからの約束通り東京ミッドタウンのサントリー美術館「鍋島」展を見に出かけた。

ちょうど、「龍馬伝」の文字担当の紫舟さんの展覧会もやっていたのだが、残念ながら時間が足りず今日は断念。

因みに、アトリウムに龍馬の「志」が展示してあった。

あの文字が立体オブジェになって飾ってあったのだ。

しかし、「龍馬伝」での「志」って、龍馬のモノではなくて「志だけではいかんぜよ」とか言われちゃうシロモノなので、なんだか違和感。どうせなら「望」にすべきなんじゃないかしら?


で、必然的?に「龍馬伝」の話になる。

私が脱藩寸前であることを伝えると、驚くNちゃん。

逆に「今の龍馬伝おもしろいの???」と詰問する私。(笑)


N「普通に面白いですよ」

私「え~?ドラマとして楽しめているの?」

N「だって、お龍さんとか嫉妬しちゃったりとかよかったですよ」

と、真木よう子さんのお芝居に対する評価が高い。

あの、問題の薩長の盟約への龍馬の裏書のシーンに関しても、二人の感じがよかったそうだ。

「変だと思わなかった?虫みたいだし、ゲゲゲの向井君なんて右手だけでもちゃんと書いてるのに、龍馬ったら大げさで・・・」と言う私に「それは、nanakoさんが向井君に目がくらんでるだけです!」とぴしゃり。

福山龍馬にしても「もう、福山雅治じゃなくて龍馬にしか見えませんから!」

ええええ~~と、驚く私に「だって、CM見たって全部龍馬じゃあないですか!」とNちゃん。

私「まぁ・・・そう言われればそうね・・・」←私には、福山雅治で龍馬をやるな!としか思えないのだが。

N「私、司馬遼太郎の『龍馬がゆく』が大好きなんですよ。だから龍馬さんの応援してるんです」

・・・そうだったのか・・・だとすると・・・

「あの脚本で、あの龍馬でもいいの?歴史ドラマとしても納得してるの?」と尋ねる私。

N「もちろん、『龍馬がゆく』の龍馬さんはものすごくかっこいいんですよ。でも、福山龍馬もそんなにひどいとは思わないし、お龍さんもいいし、そりゃ~今までの大河ドラマとは違って映像とか変わっているとは思うけど、脚本がどうとか全く気になりませんよ」だそうだ。


そして、Nちゃんは私に聞く。

「何がそんなにいけないんですか?」

「え~だってひどいもの。私達(半平太応援隊ブロガーの皆さま)は納得できないってみんな言ってるのよ」


N「そう言われても比べるものが無いから、何がどうひどいってわからないですよぉ」と、困惑気味。

私「そっか・・・私達は、比べているんだ・・・」

N「一体、何と比べてひどいひどいって言うんですか?どのドラマなら納得できるっていうんですか?」

私「・・・私達、『ハゲタカ』と比べているんだわ。。。そうだわ。大友さんなのにあのクオリティでは我慢できないってことなんだわ・・・。そうよ、だって大友さんなのにあんなことになっているのは福田(呼び捨て)の脚本がひどすぎるからよ」


そしてNちゃんが言った。

そこまで罵倒されるほどのものだとは思えませんけど・・・そこまでひどくないですよ!

「え、この程度で罵倒なら、他の人たちは『クソミソ』に言ってるわよ」と、トンチンカンでお下品な言い訳をする私。(笑)

「それに、脱藩するって言ってももうここまで見たんですから、最後まで見ないともったいないじゃないですかぁ」だそうだ。(笑)

まさか、コメントを下さるブロガーの皆様以外から背中を押されるとは思ってもみなかったぜよ。


いや~、そういう意味でも「龍馬伝」ってすごいかも。。。