やっと今頃、龍馬伝 第37回「龍馬の妻」の感想。
もう、いい加減脱藩したも同然な龍馬伝視聴者nanako。
林真理子先生は意地で見ているのではなくて応援しているそうだが 、私はもう意地かも。。。
それに、自分が見て感想を書かないうちはお気に入りブロガーさんたちの感想も読めないので、結構不自由なのだ。(笑)
タイトルロールを真面目に見たのは、もしかしたら武市半平太(大森南朋)とか岡田以蔵(佐藤健)が回想シーンで出るかも・・・という、モチベーションアップのため。
無駄だった。(笑)
でも、演出は梶原登城さん。若干の救いあり。(←いったい、どういう・・・)
なんだか、相変わらず映像は素晴らしいのだがけがをした龍馬と看病?するお龍さんを見ていてもち~とも楽しゅうない。左手を怪我している龍馬が、薩長の盟約の裏書を書くところで、いちいちお龍にあれせーこれせーと言いながら、なんか這いつくばって虫みたいなポーズで非常に難しそうに筆を使っていた。
それを見て、茂さん(向井理君@ゲゲゲの女房)は、右手だけで何でもできる!と、きっと大変なのにさらっとしていたのに、あんなにいかにも苦しそうに筆を走らせている姿はなんだかねぇ。。。
そして、やっとプロポーズ。よかったね、お龍さん。
薩摩藩士にしっかりとお守りされながら、お龍さんと三吉さん(筧利夫)を従えて京から薩摩に向かう龍馬。
久々に登場の土佐の大殿様(近藤正臣)も「風向きが変わった」と、流石だ。(笑)
そして、龍馬たちは船で長崎にもどり亀山社中へ。
薩長同盟の報告と並んで、「わしの女房じゃ」とお龍を紹介する。
そして、薩摩の助けで亀山社中がプロシア製の船を手に入れたそう。(そんな場面あったっけ?)
グラバー邸で例の商人達とお話しながらも今後の資金援助を忘れない龍馬って流石商人の子だ。
グラバー邸の隠し部屋は何度もいろんな特集で見たことがあるが、「龍馬伝」では高杉晋作(伊勢谷友介)をかくまっていたんだぁ。でも、グラバー邸は治外法権だがら幕府だって長崎奉行だって勝手に立入り出来ないはずだから何もね、あんなところに、ゴホゴホ言ってる人入れなくても・・・とか思ったりするひねくれ者nanako。
料亭での、龍馬とお龍の祝言の席に来たお元(蒼井優)ったら、いきなり何をしていたのか聞いたりして超下品。更には龍馬にまで、お武家のお嬢様だと思っていたとかすごいな。。。蒼井優すごい。あの、ねたみがあふれ出る意地悪な感じがすごく上手い。身請けを頼んでみたりホント悪女。肝の据わったお龍さんも心配でしょうがないね~。
龍馬が子供のころからずっと首にかけていたあの、木札のネックレス?が何なのかず~っと気になっていたのだが、やっと謎が解けた!
母上からもらった「望」(←かな?不鮮明)と書かれたお守りネックレスだったのだ。
「どんな時でも望みはある。望みがわしを生かしてくれちゅう」そうだ。
そして「この世の中を変えるいう、坂本龍馬の望みを叶えるために」一緒に闘ってほしいと、お龍にあげちゃうんだな。。。
そっか~、「志」を持つ人間と、「望」を持つ人間とは違うのか~。(ええ、脚本への厭味です)
そして血を吐く高杉晋作。イギリス留学を諦めて・・・う~ん、悲劇の始まり。。。
でも、なんか全体的に面白くないのはやっぱりどう考えても脚本のせいだな。だって、その他の要素は素晴らしすぎるのがこの「龍馬伝」なのだから。。。
「ゲゲゲの女房」の脚本がいかに優れているか思い知らされる。
龍馬伝紀行で高杉晋作の騎兵隊の話や、吉田松陰先生の松下村塾の門下生でいかに影響を受けたか、とかフォローしていたが、そういうことこそドラマでやるべきなんじゃない???
もう、脚本の疑問や抜けは龍馬伝紀行で視聴者が補完するのがお約束なのか???