時間が取れたら見に行こうと思っていた向井理君ご出演のBECK。


でも、時間が取れるまで先延ばしにしていたらそのうち公開打ち切りになりかねない。

と思ったのは、9月4日公開なのに、六本木ヒルズのTOHOシネマズの座席予約状況をチェックしていると、すでに「箱」がすごく小さくなっている。これは、公開打ち切りの前触れだ。。。映画「ハゲタカ」のときに自分が行けなくても毎日チケットの売れ行き状況をチェックしていたのでその経験則から。。。


で、今日上映分の発売と同時に購入して、無理くり鑑賞。

18:55~の回は見える範囲では満席。レディースデーだけあって殆ど女性。しかもおしゃれな女性が多い。って感想を持つってことは、「ハゲタカ」の方が・・・。

でも、ハゲタカのときにエンドロールが終わるまで帰る人が少ない、と感動していたのだが今日は満席なのに一人もいなかった。六本木ヒルズのお客さんはマナーがいいのか???

だって、そんなに余韻があるという感じの作品でもなかったし。。。


エンドロールの出演者順、水嶋ヒロ、佐藤健、桐谷健太、怱那汐里、中村蒼、向井理だった。

そっか~。ま、出番?もそんな感じだったかな・・・。


マンガが原作と聞いていたので、それなりの心づもりで見たがまさにマンガの世界。

マンガだと音楽が無いので、映画化もアリかな~と言うのが一番の感想だ。

思いもかけない有名ゲストがちょいちょい出てきてそれも笑えてよかった。


BECK鑑賞の第一目的、向井君は思ったほど映って無くてちょっと淋しかったし、なんかお肌があまりきれいじゃなくてイケメン度が低め(笑)今のほうがお肌はきれいなんじゃないかしら?

それとも堤幸彦監督は、お肌のことは全く気にしないのか?

でも、ベースの演奏はちゃんと様になっていた。さすが努力の人だ。


私は10代の頃、周りがあきれるほどのロック少女だったし10代後半はロックバンドを組んでギターをやっていたので、演奏にはどうしても厳しくなってしまう。

水嶋ヒロさんは時間が無かったとおっしゃっていたが、あまりにも演奏音と映像が合っていなかったので常に違和感だらけ。。。ギターを弾かない人にとっては全く気にならないのかもしれないが、、あの弾き方であの音は絶対に出ない!とかつてのロック少女が心の中で叫び続けてうるさかった。(笑)

中村蒼君もドラム初めてだったそうだが、殆ど違和感がなかった。一応、ワタクシ、ブラスバンドでパーカッションをやっていたので曲によってはドラムセットを叩くこともあったのだがそれでも許せる範囲だと思えた。


そういえば、カンニングの竹山さんのギター演奏はなかなか上手かった(音は差し替えだろうが)のだが、本当に弾けるのだろうか?それとも努力の賜物なのか?


向井君がバンド演奏がリアルに見えなければ成立しないということを盛んに言っていて、だからこそ猛練習したと言っていたのがよ~くわかった。彼は、十分とは言えないかもしれないが、バンドをやっていた私が見てもリアルになっていた。さすがだ。


映画のストーリーはさておいて、佐藤健君演じるコユキ(いじめられっ子の高校生)がおどおどびくびくしつつも、時々キラっとしたり、だんだんと目覚めていく様子がなかなかよかった。彼の目ってすごいな、と改めて思った。

無気力高校生のときって本当に目が死んでいるし、不憫な表情もいいタイミングで見せてくれるし、なかなか見せてくれた。


ただ、ボーカリストとしてのコユキについては・・・・。

ネタばれになるので、伏せておくがある意味サプライズだった。(笑)


ど~でもいいけど気になったのが、エンドロールのメイク。ロックフェスティバル主催者役の松下由樹だけ専属のメイクがクレジットされていた。結構アップがあったのだが、もっときちんとメイクしてあげればいいのに~と思って見ていたのでびつくりだ。


それにしても、同じ映画館で見る映画でも「ハゲタカ」って本当に息もつかせないし頭フル回転になるんだな~と改めて思った。

そして、BECKのようにお気楽に見られる映画を求めている人にとっては、ハゲタカって疲れるから、と敬遠されるのがなんとなくわかったような気がしたのであった。