まだ、上映がどんどん延長されていたハゲタカを映画館で見ていたころのお話。
第8回目の鑑賞時、遅れて入場した際にこんな ↓ 感想を書いていた。
で、アカマの新車発表会から鑑賞開始。
ここから先、遠藤憲一さんのファンの方ごめんなさい。先に謝っておきます。
第1回目から今日まで、終始一貫悪印象が変わらなかった唯一のシーンだ。
どう考えても年商5兆円という、規模においても文句なく日本を代表する企業のトップとしての
リアルさをどうしても感じられなかった。
鷲津の中の人=南朋さんだって、出演者の中で一番経済わかってない人by玉山鉄二 って
言われたりしてたけど、嘘のない芝居をするために徹底的にひとりで立ち稽古まで繰り返して
本番に臨んでるわけだし。
1度目鑑賞の後、あのシーンは10回以上NGが出たと知り納得した。
ご自身も「そこから撮影に臨む腹の入れ方がかわりました。・・・」とパンフでおっしゃっているし。
でも、アカマのピンチに「終わってしまうぞ!・・・」とエゴイストぶりを発揮してた時も
超一流企業のトップというよりどこかの組長さんぽかった。
などと、言っておりましたが若干訂正しなくては・・・と昨今のニュースを見ていて思うのだ。
やっぱりハゲタカは時代を先取りしていた。
確かに、遠藤憲一さんのあのシーンは、ご本人もおっしゃっていた通りまだなじんでいない感じがあったが、最後あたりはとってもリアルで素晴らしかったと思っている。
でも、「どう考えても年商5兆円という、規模においても文句なく日本を代表する企業のトップとしての
リアルさをどうしても感じられなかった。」のが、実は正解だったのだと・・・。
あのエンケンさんの感じこそが、今のニッポンのリアルだったのだ。。。怖すぎる、ハゲタカ。。。
こんな風に反省してからあのシーンを見るとまた感慨深いんだろうなぁ。。。