とってもおしゃれで居心地の良いカフェ マメヒコを後にして、すぐご近所の三軒茶屋シネマをへ。
驚いたことに、殆ど道に面しているといってもよいチケット窓口。
ちょっとひるんだが、まだまだ甘かった。
私が入った時は、座席の半分弱が埋まっていた。
適当な席が見つからず、よさそうな席で空いているところは、なんと手すりらしきもので余ほど座高が高くなければ画面が全部見えそうにない席と、シートに何箇所か穴が開いて、スプリングが見えている席くらい。
満席でもないのに、隣の人と間を開けずに座るのは気が引けるし、仕方なく穴あき椅子へ。
やはり、2本の映画を見るには辛いシートだった。
トイレが怖いというコメントをいただいていたので、楽しみにしていたが凄かった。。。
この10年間で思いだせる限りの最古のトイレだ。
鍵も壊れていて、本来のカギはガムテープでぐるぐると巻いてあり、使用しないようにしてあり、変わりにすごく簡単な、引っかけ式のカギが付けてあった。
ま、機能的には最低限満たされているので問題なし。
トイレットペーパーもあったし。(そこに感謝するレベル)
なんだか、20年くらい前に中国に旅行した時のことを思い出してしまった。
映画の合間に、せっかくの好立地なのだからいくらか投資してこぎれいに改装すれば作品のセレクトもいいのだからもっと、回収率よくなるのにな~などと、まるで投資家気取りの感想を持ってしまった。(苦笑)
肝心の、ハゲタカ。
スクリーンにnepの文字を見るとほっとするという、奇妙な習慣が身についていることに気付き苦笑。
あと4日眠れば、ブルーレイディスクが我が家にやってくると思うとなんだか余裕で見てしまう(笑)
今までと違って、必死さが足りないのだ。
2回目以降、必死で見ていたころはいろんな場面が冗長な感じがしてもっと短く!とか思ったものだが、今日はデモのシーン以外は気にならなかった。
気になった点
アカマのホワイトナイトを依頼する料亭の卓上の笹&竹⇒パンダのえさ⇒中国のえさ⇒アカマ???
鷲津にお願いするのに下座に座らせるあたり、何度見ても不思議だ。
前回池袋で観たときは、タイムリーだったので栗山千秋&玉鉄のインタビューシーンで「ふ~ん、そうなのかぁ・・・熱愛ねぇ、ハゲタカつながりかぁ」と思っていたのだが、今回は全くそんなことは頭をよぎらず、ストーリーに没頭できた。
やはり、基本的にスキャンダル等に興味が薄い体質が幸いしたのか???
フォーシーズンズの鷲津ルームの窓の外の風景をいちいちデューデリ結果と照合して満悦(相当めでたい)
劉君が守山を夕食に誘って、マンダリンオリエンタルホテルにリムジンで入っていくところなんかはもう、デューデリとの照合で頭がいっぱい(笑)
あのリムジンと同じルートでホテルの車寄せに入ったとか、入り口の滝?の音もしっかり入っているとか、わざわざ36Fから降りていく時の風景など、邪念だらけ(笑)
そういえば、ハゲタカ廃人のお仲間と池袋での映画鑑賞後に、シグネチャー手前のバーでお茶したのだがその際にせっかく映画と同じく夜景が美しいあの階段を降りたのに、東京タワーが見えるとかそんなことばかり気にして、「やっぱ、いいっす」とか言わなかったな~と今更ながら後悔したり、脳内では劉君とおんなじ気分で階段を降りていき鷲津が待っているぅ♪とか、あ、あの席で廃人お茶会(こわ~い)したのよねぇ、とかこの辺ははっきり言って、想い出大会炸裂★
その後の二人のシーンは、いつもどおり映画の世界に浸るものの、やはりNYのクリスマスパーティーのシーンでは、デューデリ検証をしてしまった。
あのバーに関しては、設定がNYなので行くつもりはなかったのだが、濃い廃人Eさんにお見せするものがあって渋谷で待ち合わせた時に誘われるまま入ってしまったのだ。
その割には、ハゲタカ席を指定して座ったのだが(笑)
そのときに、私の記憶の中で鷲津席にEさん、劉君席に私で座って満足していたのに、お店の方がわざわざ違うと教えてくれて、劉君席に鷲津、その右隣に劉君だと指示されるまま席をずれた素直な私たち。
最後まで、違和感が残ったが何しろ8回しか観ていない時だったので、自信がなかったしお店の人が言うんだから・・・と思って納得しかけた。でも、やっぱり自分の記憶のほうが正しかったのだ。
と、9回目鑑賞時に思ったことなどを思い出しながらそのシーンを眺めていた。
相変わらず劉君はまだピュアだし、鷲津はかっこえ~し、デューデリ結果の顛末は思い出すし頭の中はフル回転(笑)
もちろん、劉君の最後の地、常磐橋についてもいろいろ思う(笑)
あの、ロープへの手のかけ方 はやっぱりきちんと再現すべきだったと、後悔してみたり、あの橋のあの場所だと劉君の上半身は起きているのか?とかま~邪念だらけ(笑)
お陰で?11回目だと言うのに全く飽きることもなく、あっという間の134分だった。
その後見たディアドクターは、素晴らしい作品だったが田んぼの風景とか、ぼんやり見ていても大丈夫なシーンも多くいかにハゲタカという映画は集中力を要するのかと改めて思った。
で、ディアドクターはいい映画だったが、スプリングが出そうな椅子のすわり心地が気になったのもあり、途中で何度か時計を見たくなってしまった。ハゲタカのときは一度も思ったことないのに(笑)
ここまで来ると、映画の出来不出来ではなくてあくまでも嗜好性の問題だな、と認識したのであった。
ま、大きな鷲津は相変わらずかっこえ~し、劉君も美しいしよい休日であった。単純!