27分の詩 | -匿名係長補佐/只の一人ぼっち-

-匿名係長補佐/只の一人ぼっち-

太田光さんよろしく
それ奈良美智!(←それなら良しとも!と読む)というギャグを流行らせようとしたけど、チャットの皆には嫌われてたので誰も使ってくれなかった男の...苦悩と葛藤と少しだけ優しさの日々

テーマ:☆言寺

思い出したように君は訪れる

それはふとしたきっかけと些細な気まぐれ

コインを弾いたら裏が出た

いつもは開かないジャムの蓋が空いた

目玉焼きを焼きゃ黄身が二つ

だから僕の目の前に現れたのは

たったそれだけの事だろ Baby

女の子の心は山の天気の様にコロコロと変わる

さっきまで泣きべそをかいてたと思えば

今はもう1ホールものミルクレープにむしゃぶりついてる

雲の流れを菓子パンに例えたと思ったら

雨粒の数ほど溜息をつく



教えてくれよ 僕は君にとって何なのさ

大したことじゃないかもしれないが

僕はそれだけが気になっているのさ

君がサリンジャーに夢中だとか

髪の長さを何cm変えたとか

レタスサンドのトマトは嫌いとか

そんなの耳にゃ入ってこないよ

僕をもてあそんでどうしようってのさ



そうさ 君はやけに偶然を装いたがる

本当に聞きたい事はそれだけなのかい

遠くの空を見ていると

何色とも例えようのない色の小鳥達

無数に列を組み羽ばたいていく

奴等は言う 「フンを落とされないだけ有難く思いな」

秋空よりももっと沁みる孤独な影



教えてくれよ 僕は君にとって何なのさ

大したことじゃないかもしれないが

僕はそれだけが気になっているのさ

気づいてあげなよと 君の友達は呟く

眼鏡の縁の色が黒から紺になった

友達は間違い探しが趣味だったんだね

そんなのにゃ全く敏感じゃないのに

君の気持ちだけやたらとひっかかる