テーマ:☆言寺
グラビア雑誌だけありゃいいや
今や人の繋がりもインスタントフードと同じ
味気ない そっけない へったくれもない
誰もが皆孤高の詩人きどり
瞳は虚ろで吐く息は重い
自然に優しくしようと謳い
遅めのブランチはヘルシー志向
けれど人には冷たいものさ
偽りを纏い心理戦を繰り広げる
大凡が心にサプリメントを欲するけど
言い分を聞いてみりゃ子供の我儘
微笑みかける者を嘲笑いけなし
けなしてくる者を容赦なく叩く
制裁を加えた後は何処かに捨てて
次のセックスアンドロイドを求め彷徨う
君はもう人間じゃないんだろ?
きっと地球外生命体
惑星をいくつ飛び越えてここへ来たんだい
誰かに改造されてしまったのかな
いつもの様に当たり散らせよ
あいつの様に鍵をかけなよ
僕に気を使う事はないんだぜ
生憎何とか人をやってる
御覧の様に醜い様だが
ミッシングリンクは忘れちゃいない
君の仲間達が言うようにしてりゃ
もうすぐ100%パテになれる筈
けれど僕とは通じ合えないね
あの娘の涙も気にならなくなる
闇夜に打ち上げられたミサイルの数も
痩せ細った世界の裏側も
明日の天気なんてどうでもいいだろうよ
そうさ 優しさも思いやりもファッションに変えちまった
君の憧れの彼等になれる
忘れてしまう事で逞しくなった
悲しい性を持つ鉄の詩人にね
そんな目をして僕を睨むなよ
それこそが憧れてたニュータイプなんだぜ
とりあえず僕は人を探すよ
それ以外とは特に関わる事も無いだろう
そこは君等と似てるのかもな
心まで空しくなるだけならば
人のふりしたヌードでも見てるさ