⑰ | -匿名係長補佐/只の一人ぼっち-

-匿名係長補佐/只の一人ぼっち-

太田光さんよろしく
それ奈良美智!(←それなら良しとも!と読む)というギャグを流行らせようとしたけど、チャットの皆には嫌われてたので誰も使ってくれなかった男の...苦悩と葛藤と少しだけ優しさの日々

テーマ:☆言寺

お目にかかれて光栄です

けれどほっといてもらおうか

目をかけてもらえるなら嬉しいが

目をつけられるのはまっぴらごめんだ

俺の目が黒い内は誤魔化されやしない

目の前を遮る無数にある蜘蛛の糸

網目という網目を潜り抜けて

わき目も振らずに一目散だ

出鱈目ばかり言うんじゃないよ

目くじら立てて苛々するなよ

そのフラストレイションぶつけるんじゃねぇよ

目覚まし時計がやかましく騒ぎ立てる頃

俺はまだ眠い目をこすってた

目に青き緑溢れる夏の訪れ

じりじりと熱を浴びて只只管に汗をかき

目に落ちる汗をぬぐいながら

遠目を見ながら季節の終わりを待つだけ

あんたにもカリカリする暇なんてないんだよ

こんな瞬間も瞼は重い

はっきりしない天気は辛い

何で俺が君を避けるのか

皆目見当もつかないだろうね

遠ざけさせるのはあんたなんだぜ

N極とS極になるなんてありえない

目配せしたって無駄な事さ

細目を開けながらチャンスを狙うよ

裂け目が膿んでも我慢するさ

だからもう目的にするのはよさないか

これで何人目だと思ってるんだ

名目を欲しがる不名目な人達

境目も無く呼びかけるのはやめてくれ

目移りするほどそんなものはないんだよ

目出度い人だねあんたって人は

目眩がするよ今日も俺は

眩く輝くキラキラの太陽

不釣り合いなほどにギラギラとした眼差し

そいつがいつも目の前に立ちはだかる

生真面目な奴ばかり的にされる

霞んでしまった世界の目的

目論見のはずれたモグラ達の呟き

何処かで間違ったバケイション

目も当てられないコミュニケイション

擦れ違いの続くジェネレイション

とにかくそっとしておいてくれ

あんたのぞろ目は他で揃えてくれ

とりあえず俺と目が合っても背を背けてくれ