長男はよく家事を手伝ってくれる(バイト代払ってるけど)。
それは助かる。
けど、やっぱり一つ一つ教えていかないと危ない。
今日は炊飯器を空焚きにしてしまった。
ちゃんと言ってあったんだけど。
言うだけじゃダメなんだよね。
紙に図解しておかないと理解力が落ちる。
今日は、下の娘は友達の家で昼ご飯を食べたいから、昼ご飯のおかっず残しておいてねって言うから、長男にそう言ったつもりなんだけど、みたら全部食べてる。
かなり成長したとは思うし、エビリファイのみはじめてから精神的にも安定して、夜も眠れるようになったし、友達と遊んでいても、以前のようにヒートアップして自分を見失うようなことはなくなってきた。
でも、やっぱり、細かいことはなかなか理解できないみたいだ。
細かい言葉のやり取り、普通ならニュアンスで分かるところ、そう言ったものは期待できない。
ひとつのことにはまるとそれ以外のことはすっかり抜け落ちてしまって、視野が極端に狭くなってマルチタスクというものができない。
一回にひとつのことしかできない。
発達障害は、本人も親もとても苦しい。
ただ救いは、良い友人に恵まれて、友人たちが長男のことをよく理解してくれていることだ。
それと、障害があっても、発達は少しづつする、成長は普通のペースではないけどちゃんとしていく。
いま、発達障害のある小さなお子さんをお持ちの方には希望を持って欲しいと思う。
長男が幼少の頃、10年前よりは発達障害は、少なくとも医療、教育関係者のあいだでは理解が進んでいる。
対応も万全では決してないけど、10年前よりは進んでいる。
進路も、養護学校に入れない軽度の場合でも受け皿が増えつつある。
私は、長男の発達障害にともなうトラブルの頻発(小学校2年生~3年生の頃)がうつ病になるトリガーのひとつになってしまったけど、もっと小さいときに分かっていれば、そういうものがあるんだと分かっていれば、病気にならないで済んだかもしれない。
下の娘は、母親がいないと家から逃亡する傾向があるようだ。
やはり、私に気を使ってるのだろうし、あまり私に期待していないのだろう。
私は、長男がおかしい、異常行動が多いといくら言われても、決してそうした意見に耳を傾けることはなかった。
しかし、下の娘が生まれて、育てるのがめちゃくちゃ楽で、ほかの子ともほとんどトラブルを起こさないのをみて、長男の幼少期とまったく違う姿を見て、初めて長男の障害を認めた。
もし、下の娘が生まれてなかったら、どうなってたんだろう。
想像もできない、すごいモンスターペアレントになっていたかもしれない。
虐待に走っていたかもしれない。
うつ病になってる方がましかもしれないね。
いろいろな家庭絡みの殺人事件、虐待事件を見るたびに、そこに至った加害者の心境に同情してしまうことがある。
先日、無期懲役判決が出た2人のこどもを餓死させた母親。
それは子供がかわいそうなのは想像を絶するが、シングルで子供を誰の援助もなく育てることがどれほどしんどかったか、まだ若くて、多分、自分自身子供みたいな精神年齢で、それで子供を育てるストレスから逃げ出してしまった気持ちは、当然あってはならないんだけど、全くわからないでもない。
障害のある子供を殺してしまった老親。
障害のある子を殺して、奥さんも殺して自殺したアメリカのプロレスラー。
抗うつ剤をのんで子供たちを虐殺した神戸の事件。
親に毒を盛ったアスペルガーの女の子。
てんかんを隠して働いて、薬を飲み忘れて、こどもをひき殺した事件。
ほかにもいろいろ。
今日も体調は悪いけど、動けないほどではないです。
買い物いかなきゃ。