ニュースみてたら、発達障害の4才の子供を手にかけてしまった母親に懲役5年の判決が出てました。
ほんと、無くなったお子さんのご冥福を祈りますが、手にかけてしまった母親の気持ちもわかるのでなんだか複雑です。
こういった事件って、普通のお子さん(という言い方が正しいかわかりませんが)しか知らない親御さんには心底からは理解できないでしょうね。
ワタシも同じような心持ちになったことは何度もあるし、よく知らない方も多いと思いますが、カナダ人プロレスラーのクリス・ベノアという人(チャンピオンにもなった人です)もやはり障害のある子供を抱えていて、子供、奥さんを殺して自殺しました。
クリス・ベノアのレスリングは、小さい体で捨て身の攻撃と、卓越した関節技でマニアがたくさんいましたし、ワタシもファンだったので、すごくショックを受けました。
普通は、活躍中のレスラーが亡くなると、追悼番組になるのですが、やはり殺人は殺人ということでそれもなく、プロレスの歴史から抹消されてしまうのでしょうね。
こういった、痛ましい事件が起きないような環境整備や、親に対する支援(心理的にも経済的にも)、そして、障害のある子供の自立した将来像が見えるような社会が実現するのはいつのことでしょう?
これからも、こういった事件は続くと思います。
子供への虐待もあとを立ちませんね。
虐待で多いのは、いわゆる継子への虐待だと感じてますが、子育てで孤立してしまって、何かしらの精神的なダメージから虐待してしまうことも多いかと思います。
ワタシの知ってる範囲でも、父親が子供を虐待してるケースがあって、お母さんは悩みながらも、警察沙汰になればその父親は会社をクビになり生活が成り立たなくなるということでひた隠してる家があります。
どうやら、話を聞く限りでは、その父親自身がどこかしら精神的に病んでいて、お母さんは懸命に医者に行かせようとしてるようなのですが、父親が断固拒否しているようです。
ワタシは、さっさと医者にかかってほんとにましだったなと感じています。
まあそれでも、思い返せば、初めて精神科に行くのはハードルが高かった。
自覚症状が出て、いろんな本を読んで、あーもう自分はうつ病だなと感じてから1年くらいはたってたかもしれません。
精神病への偏見というのは、ここ数年で格段になくなってきているかとは思いますが、やはりまだまだ精神科の門を叩くのはハードルが高いでしょう。
幸い、ワタシの周囲は偏見をもつような人もなく、よく理解いただいていると思いますが、これは恵まれたケースでしょう。
話がずれちゃいましたけど、発達障害の子供を持つ家庭はほんとしんどいし、重度なら重度の苦しみがあり、高機能や軽度ならそれはそれで受け皿がないという苦しみがあります。
障害のある子の自立、これが見えない中ではこういったニュースは繰り返されるでしょう。