『プロセスエコノミー あなたの物語が価値になる』
尾原和啓著
を読みました。
プロセスエコノミーの対義語は
アウトプットエコノミーです。
アウトプット
つまり
出来上がった商品やコンテンツに対してお金を払う経済の仕組み
それに対して
プロセスエコノミーは
制作過程におけるストーリーや
プロセス自体を公開に
お金(投げ銭)を払う経済の仕組み
本では
成功例として
西野亮廣さんのオンラインサロンについて書かれています。
プロセス価値を乗せる(差別化する)ためには
哲学
ストーリー
応援
などなど
キーワードとしては
コミュニケーション
サスティナビリティ等
とにかく誰もが知ってるであろう成功例がたくさん集められているので、プロセスエコノミーで自分のコンテンツを差別化するアイデアが欲しい人には良書かと。
もちろんプロセスエコノミーに向かないコンテンツもあると思いつつ興味深く読ませてもらいました。
具体的なプロセスエコノミーの実装方法というよりは、成功例から自分に当てはめて考えていかなければやはり難しいのでまるっと真似すればよいという訳ではないかな。
印象的だったのは
『2030年:全てが「加速」する世界に備えよ』という本が紹介されていたことです。
“6Dで全てのアウトプットが無料に近づく”
①Digitized (デジタル化)
② Deceptive (潜在的)
③Disruptive(破壊的)
④ Demonetized (非収益化)
⑤Dematerialized(非物質化)
⑥Democratized(民主化)
AIの進化によって、AIが人間の知能を凌駕するシンギュラリティ(技術的特異点)が到来する。
プロセスエコノミーと何が関係あるの?
と一見思えますが、⑥番目のDemocratized(民主化)がらとりわけ重要と書かれてあります。
これからの時代
仕事とその報酬に求めるものは
「達成」や「快楽」
よりも
「良好な人間関係」「意味合い」「没頭」
なんだそうです。
ここにはめちゃくちゃ共感です!
“つまり、やる意味を感じる仕事は、好きな人たちと没頭してできるのであれば、それ自体が「遊び」であり幸福なのです”
先日読んだ『モチベーション3.0』とも話が繋がってる感じがします。
これからの稼ぎ方(エコノミー)がアウトプットからプロセスへ変化しつつ、もはや稼ぐというよりどう生きるかという世界になる流れの中にいる。
じゃあ、今後私たちは何をして生きていくのか。
イノベーションとテクノロジーで
エスクポネンシャル(指数関数的)に時代が激変していく、、、
そのフレームワークとなるのが6Dだそうです。
エフェクチュエーチョンについても解説してあったり、プロセスエコノミーを切り口に色んな角度で書いてありました。
結構スラスラとメモをとりつつ
2日くらいで読めましたよ