まずは、出来るところから。
浴室乾燥しました。1時間くらい。
終わったら、換気に切り替えて、さらに1時間くらい。
臭いは、無くなっていますが、半信半疑です。
さて、
正絹の長襦袢をセルフクリーニングした方々によると、
①中性洗剤
②押し洗い
③すすぎは水
④脱水短め or 脱水せずバスタオルで吸収
④乾く前に、スチームアイロン
その他、気になったのは、
・洗濯する前に、襟を縫い止めておく
→ 襟の中にある、衽や身頃の布が、洗濯で動くため
・単衣(袖は無双でもOK)
→ 袷は、表地と裏地が生地が異なるので、縮率も異なり、表裏が合わなくなる
無双袖は、表地のみで仕立てるのでOK
・生地は綸子
→ 縮緬は、撚り糸で織られているため、縮む
(〇〇縮緬、お召し、本塩沢、〇〇縮、しじら織は、撚り糸使用組)
洗う予定の長襦袢は、無双袖の単衣、綸子地、少し縛りがあるけど、
まぁ大丈夫かな。
手順としては、
まず、
⓪洗濯する前に、襟を縫い止めておく
洗濯で、襟の中で身頃や衽の布が、遊ばないようにするため
色落ちチェックをする
ぬるま湯に端っこを浸けてみる。
色が出てくるようなら色落ちの可能性大 and 色移りの可能性大。
①中性洗剤 → 弱アルカリ性洗濯石鹸(液体)
家には、弱アルカリ性洗濯石鹸(液体)しかなく、
シャンプーで洗濯するという方もいたのですが、こちらも弱アルカリ性。
・洗濯石鹸の用途には、「絹」と記載があり、
・サイト「石鹸百貨」には、「無添剤石鹸は、pH10付近の弱アルカリ性。
この程度なら、繊維が目立って傷むようなことはない」の文言があったので、
弱アルカリ性洗濯石鹸(液体)に変更
・石鹸百貨
②押し洗い
①をぬるま湯で泡立てて押し洗い
③シャワーでよくすすいで
すすぎは水で(色落ち、色移りを最小限にするため)。
柔軟剤(液性:酸性、主成分:クエン酸)
④脱水機で脱水
7秒くらい
形を整えながら、着物ハンガーで陰干し
⑤乾く前にスチームアイロン
中〜強でOKみたい
一番心配なのは、⑤
気付いたら、乾き切っていたということになりそう。
備忘録
まず、pH
弱酸性 3.0 ≦ pH < 6.0
中性 6.0 ≦ pH ≦ 8.0
弱アルカリ性 8.0 < pH ≦ 11.0
アルカリ性 11.0 < pH
家で使っている
・クエン酸: 酸性 (pH 2)
・重曹: アルカリ性(pH 8)
・アルカリ電解水:アルカリ性 (pH 12)
・酸素系漂白剤: アルカリ性
・石鹸の類い: 弱アルカリ性
・リンスの類い: 酸性
汚れ
汗・皮脂汚れ:弱酸性 → アルカリ性で(中和して)落とす
長襦袢の汚れ
シルク、獣毛は、タンパク質なので、
アルカリ性の洗剤だと、生地そのものが傷む可能性大。
→ 弱アルカリ性で落とす(一般的には中性で落とすかな)
長襦袢の襟を共布にしたい人なのですが、
長襦袢のほとんどは、襟は別布になっているものが(襟先だけ共布も)多い。
理由は、昔の人に比べて平均身長が高いので、生地が足りないからなのかなと
思っています。
なのに、のしを緩めにお願いすると、反物は、元々の長さより短くなるはず。
で、考えたのは、
振袖用の長襦袢地にしたらどうだろう。
袖を少し長めに仕立てたとしても、
単衣で、袖は無双、衿も共布が可能になるかも。
これは、これで試してみたいけど、
長襦袢が好きなせいか、いつの間にか、集めてたみたいで、
もう、十分足りてるような気がします。
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