最近、驚愕の事実を知りました。
着物に現れる「黄色っぽい点々は、カビ」という事実。
あれは、「経年によるシミ」だと、ずーっと思っていました。
なので、古い着物全てに現れると。
でも、違っていたんですね。
無知恐るべし。
半年くらい前に、着物の「洗い張り」をお願いしたのですが、
「このシミ取れますか」と聞いたときに、
「取れないですね」との返事で、
当時の私は、それなら仕方ないかと、そのまま洗い張りをお願いしました。
今の自分が店員だったら、もう少し聞き取りするかなと思います。
「黄色っぽい点々、落としたいですか」
「カビの可能性もあるので、専門の方にみてもらいますか」
「見積もりを取って、予算と相談しますか」
等々。
店員は、何も言わなかったけど、なんでだろう。
わかってたと思うけど。
そして、愚の骨頂なことに
洗い張りと併せて、
胴裏と八掛を新調し、仕立て直しまでお願いしてしまったのです。
これはもう、詐欺っぽい振る舞いではないかと。
洗い張りのみならともかく、
仕立て直しを依頼した客に、言葉足らずでは、と思うんですよ。
カビが発生しているままの状態で、
仕立て直しするのは、普通のこと、当たり前のことなんでしょうか。
シミ取りをするのは、専門の方なので、
呉服屋は、シミ取りの依頼を受けても、デメリットないと思うんだけどなぁ。
メリットは、仲介手数料が入る。
実は、これまでにも2回、どうなっているんだろうということがあり、
何か引っ掛かりを感じていたんですが、
「この呉服屋には、着物のお手入れを依頼しないのが、賢明なのかも」
と思い始めておりまして。
呉服屋が依頼している業者は、
洗いの専門業者なのか、それとも、シミ取り・地直しの専門業者なのか。
悉皆屋は、着物コーディネーター、着物プロデューサーらしいので、
「カビ取りしないで、仕立て直しして、よろしいのでしょうか」みたいな問い合わせが、
あってもよさそう気がするので、
悉皆屋ではないのかも。
あぁ、着物って難しい。
けど、今後のためのに、プロフェショナルを見付けないとね。
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