とっておきです!と注いでくれたソサエティのボウモア。
長期熟成のウイスキーは正直とても価格が高くなります。
これはウイスキーに限らず、ワインなんかはオークションでべらぼうな高額で落札されたりしますね。
市場原理からすると長期熟成は長期間資本回収ができないし、希少価値もあるので高額になるのは当たり前ですが、だからと言って若いものより美味しいかというとそれはまた別のお話
時が磨きをかけるのか、無残に時が行き過ぎてしまうのか開けて飲んでみなければわからない。
今回いただいたボウモアは磨き研ぎ澄まされたうっとりするような美酒でした
アイラの女王と言われるボウモアの特徴で最初に挙げられるのはやはりピーティーでスモーキー。ところがこの秘蔵酒では全くそれを感じません。銘柄をブラインドされたらそもそもアイラものである事もわからないほどです。
よく香りの良いウイスキーを飲むと
これを香水にしたい❗️と言っているのですが、
このお酒なら香水でもいけますよと言われる実際肌にのせちゃました
雑味が一切無くアルコール臭も無くパヒューミーとソーピーの間をたゆたうエレガントで潔い香りは確かに身にまとってもドレスに負けません。
いつもでしたら香水に〜とつぶやくと
タロさん、それただの酔っ払いの匂いになちゃいますから
と嗜めなれるのですがね(^◇^;)
味わいはプラチナの様な硬質でクールでスッキリとしたシンプルな味が来ます。そこを雑に味わってしまうのは勿体無い😅そのシンプルさを探求すると本来のボウモアが醸す熟れたフルーツの味わいの片鱗や波に洗われる蒸留所に空気にみちる磯香り、塩気の気配、焚かれるピートの突き刺す様な刺激と煙の香りの名残が万華鏡のように現れては消えまた、別の顔を見せては幻の様に去っていく。そうやって探検をしているとある程度のインパクトを持って甘みが追いかけきます。けれどの甘さは舌の上で解ける様にサラサラと消えていき微かにスパイシーなピリッとした後味で幕を閉じます。
ちょうどきりりっと締まった冬の夕景の様にまだ日の名残のある山の稜線から夕焼けの赤がだんだんと色の変化を見せながら夜の深い藍色に溶けていく、日は山陰に姿を隠しているのでその全体像は暗く沈み、けれどなお夜の帳に包まれる寸前の明るさを残しているその一瞬を切り取った様な味わいのボウモア💖💖💖
新人スタッフは
このボウモア、アルコール抜けませんか?と失言したとか。
確かに好奇心を持って探検し立ち止まって深慮しないとその姿を見せてはくれないヴェールに隠れた美人の様。
大人の一杯でした😁
そういえば近頃オフォシャルのボウモアを飲んでいないので、今度機会があったらオーダーしてみよ〜


