お部屋に色が入った
大人かわいい海外インテリア
コーディネートが得意な
いけだかおりです。
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兵庫県立美術館に
『アルヴァとアイノ 2人のアアルト』展を
観に行きました。
北欧の建築・インテリアを語る上では欠かせない
フィンランドの建築家 兼 デザイナーです。
アイノがデザインした食器を使っている方も多いのではないでしょうか?😆
アアルトの家具といえば、有名なのが
パイミオ・チェア。
これは結核患者の病棟の為に作られたもので、座ると患者の肺を広げて負担の無い姿勢になるように計画されています。
他にもスツール60や
ティートロリー
以前私も紹介したゴールデン・ベルもアアルトの作品です。
以前紹介した記事はこちら
今でも色々な場所で使われていますよね😆
シンプルでありながら機能的、使う場所を選ばない名作家具です。
上記はアルヴァの作品ということで世に知られていますが、
実際にはアルヴァのそばには同じ大学の先輩だった4歳上のアイノのアドバイスがあり、
家具だけでなく、アルヴァが建物を設計し、
アイノがその建物に合う家具をデザインする
というように、
連名を出しこそしなかった作品も、分けるのが難しいぐらい、2人の共同製作が多かったそうです。
これ、相当な信頼関係ができていないと、
アドバイスするのも、それを受け入れるのも難しいはず。
特に『何かをデザインする』って、インテリアコーディネートもそうですが、
出来上がるまでに相当調べて、悩んで、試行錯誤して
「これ良い!」って自分が思えるまで妥協しませんからね。
それを「ここは違う」と言われると、
自分が「良い」と思っているだけに簡単には変更できないんじゃないかと思うんです。
こちらは2人の共同作品、
『アーロン・クッカ(アアルトの花)』
もちろんアルヴァかアイノのどちらか1人だけの作品も。
こちらはアイノの作品『ボルゲブリック』。
石を水に投げ入れたときの波紋を表現しています。
私も持っていますが、物凄く手にフィットして使いやすいんです。
新婚旅行中の2人。
アイノを見つめるアルヴァの目が優しいですね
2人が活躍した1920年代は、モダニズムと呼ばれて、工業化や今まで無かった技術がどんどん生み出されていた時代。
家具のデザインも、椅子の脚にスチールなどの金属を使ったものがでてきますが、
アアルトは生まれ育ったフィンランドの木材を曲げるという技術を開発して特許をとり、
機能的でありながら温もりを感じる家具をデザインしました。
なので至る所に曲げ木の技術が。
曲げ木加工されたスツール60の脚。
これ、家具の専門家の人に聞きたいのですが、切り込みを入れた所に別の木材を接着剤を付けて噛ませるのはなんでなんでしょうか?その方が強度が出るんでしょうか?🤔
後日IKEAで似た商品を見に行ったら切り込みは入っていませんでした。
もちろん、2人の自邸も自分達で設計した建物と、自分達でデザインした家具で溢れています。
北欧モダン家具+カラーのコーディネートも
提案します。
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