フリーランスのインテリアコーディネーターを目指して準備中のいけだかおりです。




◆◇7月中旬(予定)

インテリアコーディネートのモニター様を募集します◇◆


詳細は随時お知らせします。





今日ご紹介するのは、毎年奈良で開催している


はならぁと


です。


奈良の古民家などの建築と、現代アートを融合させたアートイベント。


気付きましたか?


タイトルは、アートと奈良を掛け合わせた言葉なんですよ♫照れ


私が初めて訪れたのは2012年のこと。


それまでの私の奈良のイメージは


京都と似ているけど、京都のような派手さはない歴史の街。


今 振り返ると、奈良の方にだいぶ失礼‼︎👊



奈良県民の方、大変申し訳ございません🙇‍♂️🙇‍♂️🙇‍♂️


でも聞いてください奈良の方‼︎


はならぁとに行って私、


奈良が大好きな場所になったんですよ!


というのも、奈良は行く場所場所によって、町の雰囲気が全然違うんです。


そして、掘り下げれば掘り下げるほど、面白い場所が沢山ある事が分かりました。


2012年のはならぁと


はならぁとは、奈良のいくつかの街をピックアップして開催されます。

(開催場所は毎年変わります。)


このとき散策したのは


大和郡山市の城下町エリア


金魚で有名な街です。



小さなお堀(というのかな?)が風情があって素敵です😍


始めに訪れたのはここ。


⚫︎杉山小児科医院


建物は、ドイツの住宅をお手本にして立てられた、登録有形文化財です。


受付が、ここが病院であったことを感じさせてくれます。



⚫︎『DOOR+杉山小児科医院』

(アーティスト:依美さん)


歴史ある杉山小児科医院に置くドア。

扉があれば、人は開きたいと思うもの。

ドアは好奇心の象徴。


ドアの先にあるものを見つけた瞬間、新たな自分探しが始まります。



⚫︎浅井邸酒造 『繋げる穴 広がる酒造』

(アーティスト:林和音さん)



元酒蔵だった民家を、林和音さんが縄を使って積み重なった時間、人々との関わり、歴史の流れをを表現した作品。


林さんご本人がおられたので、色々お話を聞く事ができました。


ご本人、とても美人なアーティストさん❣️

綺麗な雰囲気と、作る作品の力強さのギャップが素敵でした💕



そして1番の見どころはここ。


⚫︎旧川本邸


大正13年〜昭和33年まで遊郭として使用されていた建物です。

当時としては珍しい木造3階建て!

周辺に高い建物が無かったので、この建物がすごく高く感じました。

カメラに収まりきってないです😅

遊郭の建物なんて初めて入りました。

まず入口。

⚫︎ 『Salty pattern』
(アーティスト:野田万里子さん)

妻訪い婚が一般的だった時代、動物が塩を舐める習性を利用して、牛車に乗る男性を、待つ女性が門口に塩を盛ったという故事に基づく作品。


中庭へ出ます。

⚫︎刹那』
(アーティスト:加賀城健さん)

中庭は吹抜けになっています。

陽差しや電灯といった光の加減、風の強弱、雨による湿り、といった天候や時間による印象の移ろいに触れることで、人や物や場との出会いが、つねに一期一会であることを心に喚び醒ます。

加賀城さんは、この場所を祝福された場所にしたい、という思いで制作に当たったそうです。

面白いのは、内部は当時の間取りがほぼそのまま残っていること。

写真が斜めから撮影したので分かりにくいのですが...窓の形、分かりますでしょうか?

なんと窓の形がハート型なんです!


え?大正〜昭和の時代にハート型ってあったの?😳


聞いたところによると、これはハート型を表しているとも、お尻の型を表しているとも説明を受けました。


お風呂場の天井です。


写真には収まりきれていませんが、壁の作品は


⚫︎『Floating girl 浮遊する少女』

(アーティスト:野田万里子さん)


階段には


⚫︎ 『PHOTOGRAPHIC MEMORY』

(アーティスト:岡本啓さん)


巨大な印画紙に直接薬剤を塗布して描画。

印画紙に浮かんだ形象が人の似姿を思わせるのは、おそらく錯覚ではなかろう。


個室には


⚫︎ 『旧川本邸~光の中の影』

(アーティスト:中島麦さん)


この建物がかつて遊廓であったということ。であるがゆえに、他にはないあり方で蓄積された歴史や物語には、ここだけにしかない陰と陽が湛えられている。そのような場所に足を踏み入れるとき、誰もが先入主としての"色"をつけてみてしまう。多かれ少なかれ。
だからこそ、光と影を主題とするにとどめたのだと、麦さんは云う。


麦さんの二枚の絵は、部屋に足を踏み入れるか、そっと覗くだけにするか、いずれにしても躊躇いを催す距離にある。この距離感が醸し出す詩情の妙・・・。


元遊郭であったということと、


リアルさを感じさせる2畳ほどの空間の個室。


昔いた遊女は、どんな気持ちでここで過ごしていたんだろう。


中島麦さんのカラフルな作品がそれを際立たせ、


この空間とアートの持つ力にそんな事を考えました。


実はこの数年後、中島麦さんとお会いしてお話できる機会ができ、麦さんの他の作品を見れるだなんて、この時の私は思ってなかったのでした😳



2階の窓辺の作品は


⚫︎ 『Locked them in the glass』

(アーティスト:野田万里子さん)


色水-ひとつとして同じ色はない-が密封された瓶の底には、魚の鱗が数片沈殿している。
水の中でしか生きられない魚と、廓(くるわ)の中でしか生きることを許されない遊女とが重ねられ、格子の外を眺めるように佇む。



実はこのはならぁとに、数年後、私は参加者(のお手伝い)として、出展側にまわります!😳


そして色々なアーティストさんと知り合いになり、私のアートの世界はより広がったのでした。


このときはそんなこと、全く思ってなかったのですが。


そのお話は、また次回♫



※アーティストさん、キュレーターさんに敬意を表したいため、作品の解説(青字の部分)はキュレーターさんの言葉を引用させて頂きました。


引用元



岡本 啓|奈良・町家の芸術祭 HANARART (はならぁと)奈良県内に点在する多くの町家など歴史的な街なみを活かして、アートや花で地域を活性化するイベントです。平成23年秋に開催。リンクhanarart.jp


引用させて頂きましたことで不都合なことがありました場合、申し訳ございません。


また、数年前の出来事のため、できる限りきちんと調べて記事を書きましたが、間違えている内容があった場合。


上記のようなことがございましたら、教えて頂けるとありがたいです。




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