こんばんは♪

フリーランスのインテリアコーディネーターを目指して勉強中のいけだかおりです。


自分らしく生きたい、働く女性の為の大人かわいいカラフルインテリア


を提供できるように現在準備中です。





前回、得意なインテリアスタイルを発表したところで、今日は色にまつわるお話をしたいと思います。


こんな雑学、いっぱい持ってますよー( ⁼̴̀⁼̴́)૭(笑)


日本のお家には派手な色は似合わない!

日本はわびさびの文化じゃないか!


って思っていませんか?


実は意外にも、日本家屋こそ色々なテイストをアレンジしやすい造りなのでは?と私は思います。



まず、伝統的な日本家屋とは?


これも特徴を挙げると深く深く、どこまでも挙げられるので(今日の目的はそこでは無いので)さらっと伝えると


鎌倉時代から書院造(しょいんづくり)というお部屋の形式が発生します。


このころから武士が台頭し、作法や接客の儀礼が確立されるんですね。


それに伴い、お部屋にも形式が生まれるのですが、それがこの書院造。


学生の時に教科書に載ってましたね。懐かしい。

出典:Pinterest


座敷、床の間、部屋、玄関...などで構成され、床の間の様式もそれぞれのパーツに名前が付けられます。(詳しくは割愛します)


これが現代の和室の基礎にもなっています。


現代まで型が続いてるなんて凄いですよね😳


海外インテリアを掲げていますが、日本の伝統も大事にしたいなと改めて感じます。



よりデザインにこだわった数寄屋造


いつの時代にも


伝統なんてしゃらくせぇ!

おいらはおいらのやり方でやるぜっ!ニヤリ


...と言ったかどうかはわかりませんが、書院造からはみ出した、独自のお家のスタイルを作っていく人が現れました。(主に茶室)


そんな形式のお家を

数寄屋造(すきやづくり)と言います。


代表的なのは、京都の桂離宮。


写真お借りしました。


ですが、今日の本題はこちら。

数寄屋造のひとつ、

兼六園(石川県)の成巽閣(せいそんかく)です。


何年か前に行ってきました。


1階は書院造

2階は数寄屋造


という面白い造りの成巽閣。


その2階、『群青の間』をご覧ください。


いけだの写真技術では伝えきれないのでもう一枚...


写真お借りしました


ちょっとびっくりしませんか⁈😳


天井にウルトラマリンブルー

壁にベンガラの朱色

(天井と壁の色は補色関係)

さらに左端の『書見の間』にはマットな鉄砂の黒と紫色


ですよ?😳


当時のいけだはこれを見て、日本家屋の概念が吹き飛びましたびっくり


しばらく固まりました(笑)


ただね、この空間に立つと感じるのですが、なんか段々カッコよく感じるんですよね。


ここまで思い切った粋さというか、


オレやったったぜ!✊⚡️


...ってこぶしを上げて言ったかどうかは分かりませんが、この空間がもつ力強さに。


この群青の間、明治以降は天皇や皇族の御宿泊・ご休憩所として使われます。


落ち着けたんだろうか...寝室を真っ赤にした私が言うのもなんですが...


ウルトラマリンブルーの色は、当時フランスから輸入された高価な顔料。


職人や設計者の心意気を感じます。


和室にはこの形!

色は落ち着いた色じゃないと似合わない!


っとついつい決めちゃいがちですが、それは実は思い込みかもしれません。


日本家屋には意外になんでも似合っちゃうという側面もあるんです。


また別の建物の別のお話も持ちネタがあるので、いつかの機会にその辺のお話もできたらなと思います。


成巽閣は、群青の間以外にも見応えあるポイントがたくさんあります。


近くには21世紀美術館もあるので、ぜひぜひオススメです。


日本家屋の概念が変わる(変わったかな?)、


ちょっとした豆知識でした。