1.サークルいぶし銀の活動の背景と目的

【背景】

シルバー世代には、せっかく豊かな知識と経験を蓄えているのに、それを自分だけの世界でしか生かし切れていないという思いがあります。

一方、「周りの人たちや状況が求めていることに対して役に立つことをしたい(貢献していると実感できることをしたい)」と考えている方も多いです。

【目的】

1.外部発信(媒体活用)

●シルバー世代には、長い間の生活、仕事、余暇の豊富な体験によって、多様で多彩な情報と人とのつながりが集積しています。それをごちゃごちゃのまま、また、整理して内部 or/and 外部発信媒体(ニュースレターや「かわら版」など)で発信して、それぞれの受け手に有効に使ってもらいます。

●ある分野の道に精通した人にレクチャーを頼むとき、媒体を見せれば活動をよく理解してもらえます。

●外部発信媒体で提供した情報は、ちょうど同じ分野で新しいことに挑戦、取り組もうと人に、よいタイミングで有効活用されることが期待されます。

2.内部発信(媒体活用)

 サークル員が、印象に残ったこと、心に触れたこと(会合で話したこと以外)を載せることで人柄が 

 理解されます。そして想いが共有化されると、コミュニケーションが地についたものになります。

3.集合会合のサロン化

集合会合を型にはまった会議ではなく、グループ内での刺激し合い、率直な意見・持論の出し合いの場(サロン)にします。

・相互に啓発・刺激し合う

・出た意見や助け合い、サポート、提案し合います。

・出た意見や提案に対して相互に貢献し合います。

・自分の中に、ストレスになるぐらい溜まっている意見を、カタルシスになるぐらい一気に吐き出していいのです。

 

2.サークルいぶし銀の活動スタイル

1.ミーティング

(1)集合しての会合

メンバーが集まり顔を突き合わせて、その時々に言いたいことを言ったり、意見を交換したり、提案したりします。基本必要に応じての開催ですが、平均すると2カ月に1回くらいになるようにします。

開催場所は、基本は、鎌倉生涯学習センター(きらら鎌倉)の集会室ですが、必要によっては、課題への対応上「現場対応」で場所を選ぶこともあります。

(2)ネット上での情報交換ミーティング、即時情報受発信)

とくに情報がホットで、それを生かすにはタイミングを考慮することが重要なものは、ネット上で情報の受発信をします。

2.活動の対象とする情報の範囲

1)音楽

2)音楽以外の文化・芸術、伝統芸能

3)医療(治療、診療、服薬等)

4)健康管理(含む運動、体操)

5)自然性の高い緑地(樹林、草本類)、生き物の観察・保護

6)写真整理、スマホ情報整理・管理

 

3.サークルいぶし銀への参加条件

1.の目的と、2.の活動スタイルを理解し、合意していただいた人なら、誰でも参加できます。

ただ、集合しての会合の場所が基本は鎌倉市社会学習センターの集会センターなので、鎌倉・湘南地域にお住いの方は活動しやすいです。ネット上での情報受発信のみの形で参加されるのは問題ありません。年齢の制限もないのですが、1.の背景と目的に書いた事柄から、シルバー世代の方は、気持の上で何の抵抗なく参加して活動に入っていけるでしょう。

活動を運営・推進する立場から希望を言えば、とくに参加してほしいのは、『民間、公共などの緒機関で働く人生以外の時間をいかに快適に過ごすか』、そして『いかにして自分が決めた「ライフスタイル」で楽しみながら過ごすか』の「術」を身につけたか、あるいは身につけようと模索しているシルバー世代(とその予備軍)です。

4.サークルいぶし銀の活動スタート

サークル“いぶし銀” は、2023年12月14日(木)に第1回会合を開催して活動をスタートしました。

 場所:鎌倉生涯学習センター(きらら鎌倉) 第1集会室

1.アジェンダ

(1)自己紹介

(2)企画書についての話し合い

(3)今後の活動の進め方

2.参加者 

 6人(女性、男性各3人)

3.第1回の会合のまとめ

参加した6人のメンバーは、それぞれ特徴のある人達たちで経験、知識が多様で豊富。そしてサークル員になった人たちの活動に協力し支援してくれるスペシャルティのある人脈のポテンシャルも広く深いものがあることが、自己紹介などからわかりました。

それらのことを生かして、刺激し合い、協働・連携し合えば、シルバー世代として今まで取り組むことも、いや想定すらもできなかった楽しく充実した内容のグループ活動ができるということを、スタートの会合であるにもかかわらず、事前の期待をはるかに超えた確信をもてました。これは参加した6人の共通認識でした。