いく千もの時の中で


繰り返す躍動


大切なものを踏みつけられた


怒りは誰に問う


あの日見た光景は


血に滲んだ傷跡


最後の断末魔は


愛しき人の顔


こんな世の中は


願ってなどいない


望まない今が


現実と迫ってくる


後悔の仕方を


死の縁で覚えた


約束さえ結べずに


泣き叫んでいた


胸に刻んで誓う


この世に生まれた訳を


意味を教えてくれ


幾千もの時の中で


命の数は数えたのか


軽はずみな行動が


人類を脅かす脅威


迫り来る驚異に


幼きにも立ち向かい


走る姿掻き消えて


激昂と共に散る


振る血の雨を浴びながら


戦友(とも)の傍らに


仇の約束を交し


歩き出す明日の為


幾千の命が塵に


歴史に刻まれても


動きだすあても


運命の輪に置き去りに


運命(さだめ)の縛りをほどき


指し示す座標は


目的の支配者となる


蠢く歴史の伊吹を


体にきざみこみ


新しく塗り替えて


記憶の先に見つけ出して


あの日くれた手のひらを


もう一度つなぎ止めたくて


何度も会いに来るよ


時を何度も超えてきて


歴史をかえてでも


迎えに来て