先日の日曜日、アナフィラキシーショックを引き起こしてしまいました…


原因はおそらく、こちらのメイバランスに含まれている大豆です。









メイバランスとは、ホームセンターの介護用品コーナーなどにも並んでいる栄養食品。


1本(125ml)で200kcalの高エネルギー、五大栄養素+水分が一度に摂れる事から、


いぶちゃんの災害時用の備蓄に良いかもしれないと(経管栄養剤はアレルギーの為一切使用できません)、お試し気分で3〜4本購入してありました。






1ヶ月ほど前にお試しで注入したときは、何の問題もなく1本丸々クリア。


ひとえに大豆といっても10数種類ものアレルゲンがあるらしく、


よかったーこの大豆はokなんやーくらいに軽く捉えていました。


(いぶちゃんは豆腐はNGなのに納豆や豆乳はOKだったり、大豆のアレルゲンはとても難解…)







そんなこんなで、一度okだったからと全くノーマークだったメイバランス。


その日は朝からそうだ、あれがあったな!


と棚からゴソゴソとメイバランスを引っ張り出し


あー、ミキサーにかけんでええなんてめっちゃ楽やわーなんて、いぶちゃんの朝食代わりに注入をしました。






すると20分後には、手足に網状チアノーゼが。


脈は170まで上がり、酸素は2リットル流してようやく保てる状態で…






あれ… これってまさかアナフィラキシー…?


とパニックになる気持ちを抑え、地域の訪問医に電話をしようとするもこの日は日曜日。


だけども実際は電話をかける余裕なんてない程に、一刻を争う処置が必要でした。






気切から溢れ出しそうな程の痰の吸引、(通常アナフィラキシーが起こると咳が出るけど、いぶちゃんの場合は咳もできないので痰が溢れる)


注入したメイバランスを胃ろうからシリンジで吸引→紙コップに破棄


そして大量の白湯注入(体内のアレルゲン濃度を薄めるため)


導尿、浣腸






もう2年ほど前の事ですが、NICU時代の主治医が


アレルギー症状が出たときは、まず体内からアレルゲン物質をとにかく出してあげる事


と言っていたのをハッと思い出して。






アナフィラキシーショックは命に直結してしまうこと


こんなに頑張ってきたいぶちゃんを、アレルギーなんかで死なせてしまう訳にはいかない


と、震える気持ちを抑え


主治医の言葉通りに、とにかく体内からアレルゲンを排出させる処置を施していると、症状が徐々におさまっていきました。






今回はとっさの判断が功を成して、大事には至りませんでしたが


これからまた同じ事が起きた時には、そんな訳にはいきません。





訪問医、訪看さん、主治医、センター長、みんながよくやった!!と誉めてくれましたが、


これからは一人で何とかしようとせずに、必ず周りを頼って欲しいとも言われ、


本当にその通りだなと反省しました。







幸い我が家は自宅から3分の距離に、訪問医のクリニックがあり


ステロイド注射など緊急な対応をしてもらえますが、


今回のように電話さえできる状況ではなかったり、そもそも在宅医がいないというケースになると


救急車を待っている間の、母親の処置が命を左右する状況になってくるのだと思います。






とはいえ、もしもまた同じ事が起きてしまった時は


一人で何とかしようとせずに、訪問医や訪看さんに必ず助けを求めること


そもそも、アナフィラキシーは絶対に引き起こしてはいけないこと


反省ばかりです。







でもでも…


一度okだったメイバランス。


一体どうしてアナフィラキシーショックが…


訪看さんいわく、その日の体調や食べ合わせにもよるとの事…






ごめんよ、いぶちゃん…


そんなの怖すぎて、もう何を注入するのにも疑心暗鬼になってしまうわ…








アレルギー騒動。


こんな事忘れる訳は絶対に無いけど、今日のブログは自分への戒め&備忘録でした。