今日は弟、じょう君のハーフバースデーでした。



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飾り付けしてお家で撮影







じょう君を妊娠するまでは


なるべく見ないで済むのなら見たくないもの、聞かないで済むのなら聞きたくないものが、たくさんたくさんありました。






生まれたての赤ちゃんや、お腹の大きな妊婦さん、いぶちゃんと同い年くらいの女の子


夕方になると中京テレビで流れてくる"かぞくのめばえ"


おかあさんといっしょ


芸能人の妊娠出産のニュースにさえもため息が出てしまうこと






子育てが大変?孤独?産後鬱?


保育園落ちた日本死ね?


何だそれ。全く共感なんてできなくて。







目を背けてしまいたい光景


耳を塞いでしまいたい場面







そんな世の中は、とても生き辛かった。






じょう君が生まれてから、私の中のいろんなものが大きく変わりました。






身勝手な話だけど、


町なかやテレビで赤ちゃんを見かけるたび、思わず笑みがこぼれてしまうほど、可愛いなぁと思えるようになった。






ワンワンの隣にいるオレンジの生物は、うーたんという名前だと知った。


毎日18時10分には、忍たま乱太郎のオープニングを歌うようになった。







いわゆる"普通"の育児が大変だとか孤独だとか


今でも100%共感できるのかと言われればそうではないけれど、


年子育児や双子育児、近くに頼れる人が全くいなかったり、旦那さんが協力的な人ではなかったりだと


やっぱりそれはそれで、すごく大変な事なんだろうなと思いを馳せられるようになった。






つわりが大変だとか、妊娠中の心配や不安なんかも


自分で決めた事なんだから、それくらいピーピー言わずに我慢しなさいよと思っていたけど、


もう一度自分が妊娠から出産までの経過を辿っていく中で


すっかり忘れてしまっていた妊婦さんの気持ちを、改めてまた思い遣れるようになった。







生き辛いと思っていたのは、誰が悪かった訳でもない。


自分自身に余裕が無かったから。


自分のものさしでしか物事を計れなかったから。






いぶちゃんが生まれてからこれまで


それはそれはたくさんの事を、学び教えてもらいました。


一つ一つの記念日を迎えられる事が、とても有り難くて特別で。






それは我が子に生と死と向き合わなければならないほどの重度の障がいがあって、


たくさんの事を乗り越えてきたからなんだろうと思っていたのだけど。






じょう君からも同じように日々たくさんの事を教えてもらっていて、


今日のこの日もいぶちゃんのハーフバースデーの時の気持ちと何も変わらず


嬉しくて、有り難くて、特別な1日でした。







障がいがあるからとか無いからとか、本来そこには何の隔たりも無くて


みんなみんな同じなのに


あれやこれやと理由を付けてしまっていたのは自分自身だったんだな。






ハーフバースデー、本当に本当におめでとう。


2人を必ず幸せにするからね。









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いぶちゃんにお花を持たせようとしたら取り上げられ、

本日の主役からねぇねにお花をプレゼントするという、ジェントルマンな図になりました。