リンパ浮腫といえば、最近は古村比呂さんを通じてご存じの方も多いと思います。
こちらのリンパ浮腫は後天的なもので、いわゆる癌の後遺症、
乳がんや子宮がんでリンパ郭清手術をしたあとに手足のむくみとして出てくる症状です。
私の知り合いも9年前の子宮癌手術のあとリンパ浮腫を発症しました。
リンパ郭清をしたからといって全ての人がなるわけではなく、また発症しても個人によって症状は様々です。
重症になると象のような足になり、日常生活もままならなくなってしまうと言われていますが、
大半の患者さんは外見からはほとんどリンパ浮腫とはわかりません。
私の知り合いもまったく普通の生活をしているように見えますが、その裏では、毎日の長時間のマッサージ、素手では履けないほどの強力な弾性ストッキング、そして感染や暑さとの闘いなど数えきれないほどの努力をしながら生活しています。
そして、そこには癌の再発等の不安もあります。
現在さまざまな治療法はあるようですが完治は難しく、このリンパ浮腫とともに生活していくしかないのが現状です。
まだまだ先は長そうですが、再生医療などに期待が高まります。