<災い転じて福となす~その1~>
先日、夫が私の自転車の鍵をなくしました。
出先でなくしたらしく、夫は自転車を駅においたままバスで家に帰ってきました。
翌日私は自転車を使わなければならず、「まったくもう~っ」と心の中で文句を言いながら、
さてどうしようか・・・と考えた結果、駅まで自転車を取りに行くことにしました。
駅までバスもあるけれど、年齢的にそろそろ運動も始めたいと思っていた矢先、ここはあえて歩いていくことにしました。
時間はすでに夜の8時。
スマホにイヤホンをつけて、音楽を聴きながら徒歩30分のナイトウォーキングにいざ出発!
夜の涼しい風を感じながら、音楽に合わせて歩くのがこんなに気持ちのいいことだったとは!!
ちょっと得した気分になりました。
<災い転じて福となす~その2~>
いつもは深い鍋でカレーを作るのですが、その日はあまり量も必要なかったのでフライパンで作りました。
そして、カレーが出来上がり、フライパンにお玉を入れたまま食器を用意していたその時、それは起こりました。
私の腕がお玉に当たり、「てこの原理」とでも言うのでしょうか・・・お玉がはね落ちてカレーが壁一面に飛び散ってしまったのです。真っ白な壁一面に・・・。
あまりの信じられない光景に呆然としました。
まさに「覆水盆に返らず」。
気を落ち着かせるためにとりあえず食事をして掃除方法を調べると、壁の掃除には重曹がいいとか。
台所をすべて片付け終わった後、早速壁に重曹で湿布をすることに。
すると、落ちるわ落ちる!カレーだけでなく、今まであった汚れもすっかりきれいになりました。
台所の壁の掃除が終わると、リビングの壁へ、そしてトイレの壁へ。
すでに家族は寝静まり、誰にも邪魔されることなく、今まで気が付かなかった汚れをはじから探し出し掃除に熱中しました。
家が明るくなり、気持ちも明るくなりました。
「災い転じて福となす」
もちろん世の中にどうしたって福とならないこともありますが、
「災いを福にしよう!」という気持ちを持つことで生活が豊か(?)になることを実感しました。
そして、こんな些細なことを堂々と「災い」と言ってしまう私は幸せだな、と改めて感謝しました。