伊吹の柴犬バカ一代!!-1

遊び疲れて寝るの図

 ここ2日ばかり、伊吹がトイレの失敗をしました。えー!? 一昨日まで、あんなにちゃんと、自分からトイレに行ってしてたのに…ショック (><) あんなに苦労して、やっと覚えてくれたのに。遊びの途中だったから、夢中で間に合わなかった? 一体どうした???
 トイレの他には、急に私の手からご飯を食べなくなりました。こぼした時に拾ってやる程度ですけど、前は、ご飯の途中で私がフードをすくって食べさせていたのです。人間でいえば「はい、伊吹ちゃん、あ~ん」みたいな…。
 それを喜んで食べていたのに、ここ何日かで急に食べなくなりました。手を出すとプイッと首を振って嫌がるようになって。おやつはもらうくせに(寂)
 また、伊吹が食べている間に飲み水を取り替えるのですが、前は私が立つと(食事は横で見てる)どこでもいちいち着いてきて可愛かったのに、来なくなったし…。

 すべて、急に始まったことばかりです。
 相方は「アホなんだよ」と笑いますが、違う! 伊吹はバカじゃない。トイレだってあんなに教えて出来るようになったのに(しかも、ご褒美をもらえることを知っているのに)、突然忘れるわけがない。そう思ってよ~く見ていると、何か伊吹の表情が…心のどこかでちょっと悪いなと思いながらも、わざとやってる…? という感じに見えるのです。わざと困らせて(トイレの失敗は絶対に叱らないので)、掃除している手にじゃれて邪魔する。ごはんのことにしても「自分でできるもん、ほっといて!」みたいな感じだし。
 これって、まるで人間の子どもの反抗期みたい。犬にも反抗期ってあるのかな? というわけで、調べてみたら…あるみたいです!

 「成長の早い小型犬種でだいたい4~6ヶ月、遅い大型犬種で9~12ヶ月ころ。体が熟し、メスは最初の発情期を迎え、オスは足をあげておしっこをしはじめるこの頃、犬には反抗期が訪れる」
「人間だってティーンエイジャーが突然ママにむかって“うざったい!いい加減にしてよ!”って口答えしたりする」

 ああ、なるほどねえ…まさに、足を上げてチーし始めた時期だもん。

 このページにある反抗期の特徴をチェックしてみました。
・昨日まで上手にこなしていたコマンドを突然無視する(「コイ」を無視する、「スワレ」といってもなかなか言うこと聞かない...etc)→「おすわり」などを無視することはないけれど、トイレをわざと失敗しているかんじ
・公衆の場に出ると落ち着きがなくなる→これはない。むしろ家でよりちゃんとしてる
・集中力がなくなる→変化なし
・今までリードなしでついて歩いていたのに、勝手に離れてどこかへ行ってしまう→なし
・他の犬や人に対して吠え始める→人には吠えたことはないけど、家にいても、遠くで犬の声が聞こえると吠え返してる
・サイクリストやネコを追いかけ始める(狩猟本能が突出し始める)→これは大アリ。自転車やバイクの人が通ると、追いかけて走り出す。ハトやスズメにも飛びかかろうとする
・幻影におびえる(お化け現象ともいう。今まで別に気にもしていなかったもの、ごみ箱やたて看板を急に怖がる)→まさに!! 部屋に置いてある箱がなぜか怖くなったらしく、その箱に近づけない
・他の犬と仲良く遊ぶかわりに、喧嘩早くなる(特にオス)→なし。むしろフレンドリーに近づいて行っている。ケンカ経験なし
・自分の敷地の番をし始める→なし
・自分の食事の皿に対して防衛をはじめ、飼い主にも唸り始める→唸ったりはしないけど、「あ~ん」はイヤって感じ。手を出されるのを嫌がるのは、防衛なのかも

 全てが当てはまるわけではありませんが、どうやら十中八九、反抗期と思われます。前に飼っていた子は、ここまでハッキリした変化が無かったので、ちょっとビックリしました。

 「反抗期は身体が熟した後に、精神的に犬が大人らしく成長していく1つのプロセス期間。いくら彼らが表面で大人ぶってはったりをかけていても、その心というのは実に不安定そのもの(人間の若者と一緒!)。飼い主は、平然とした態度を持ちつづけていること」
 そうだよねぇ。私にもそんな時期があったもの。私はあまり激しく逆らったりはしなかったけれど、その「気分」はわかる。親がうっとうしくて面倒くさくて…いま伊吹もそんな感じなのかも知れません(悲)

伊吹の柴犬バカ一代!!-2

伊吹…大人になっていくんだねぇ…(しみじみ)
反抗期でも、心は繋がっていると信じてます!

 私の両親、特に母のことを思い出すと、淡々としながらもちゃんと見ていてくれて、ここぞという時にだけピシッと注意してくれました。今になって思えば、母がちゃんと見ていてくれたからこそ、安心して甘えて反抗できたんだなと思います。
 伊吹と暮らして4ヶ月。まだ伊吹のことを全て解っているとは思わないけれど、信頼はできている(はず)。反抗する中でも、3人での散歩で私が遅れると道に座って待っていてくれるような子だから、そこを信じて、焦らず、大事なところだけビシッと抑えられるように努力したいと思います。