画像は、以前、実家で飼っていた犬「ムック」です。
天国に行ってもう何年たつのかなぁ…。捨てられていた子で、一目見たとたん「これは私が連れて帰らなければ!!」と思い、親の反対も押し切って飼い始めたのでした。あれは確かクリスマス。父が家でお友達と飲み会してることを知っていたので、だいぶ飲んでる頃を狙って電話で「これから帰るから!!」と早口でまくしたて、反対するスキを与えず帰宅。翌日、案の定「駄目だ!!」と怒る父に「でも、もう連れて来ちゃったも~ん」と。父も、さすがに「捨てろ」とは言えず…作戦勝ち(笑)
その後は、家族みんな可愛がってくれました。
最初にムックを見たとき、なんでだか解らないけれど、なぜか会ったことがある、誰かに似ているような気がしたんだよな~。そして、あそこまで強く「こうする!!」と思ったこともあまりなかったような気がします。
だいぶ後になって占いしてもらったときに「犬を飼っているでしょう。その犬は、あなたのおばあさんの生まれ変わりです」と言われて、あっそうか! と気がつきました。何か、ちょっとした目つきとかが誰かに似てるって思っていたのは、おばあちゃんだ…。おばあちゃんだから、家に帰ってきたかったのかも知れない。だから、あんなにも強く「連れて帰らなきゃ!」って思ったのかも知れない。
ムックが天国に行ってしまった時は本当に悲しかったけれど、でもいつかまた、生まれ変わって私のところに来てくれるんじゃないかなと思っていました。
「その時」はなかなかやって来なかったけれど…先週ついに (^-^)
私は去年引っ越したのですが、それは犬を飼いたかったからです。すぐに飼えるわけではなかったけれど、ご縁があれば飼えるところに住んでいたかった。男の子なら「伊吹」、女の子なら「吹雪」という名前まで用意して。
それでも、出会いというのはなかなかないもの。これまで、いろいろなペットショップで可愛い仔犬を何頭も見たし、里親サイトや柴犬サイトでも、何頭も可愛い仔犬を見ました。それでも、すぐに飼おうというところまではいきませんでした。
それが、伊吹に会った途端
「うっ!」
それでも、あまりに可愛いので相方が見たら喜ぶだろうというくらいの軽い気持ちだったのに、相方も一目見るなり
「うっ!」
そして、すぐにうちの子になることが決まりました。これも、きっと伊吹とは何か特別なご縁があったのでしょう。
遊んでいる時や相方と話している時、たまに「伊吹」じゃなくて「ムックちゃん」と口から出てしまう時があり、自分でもびっくりします。不思議そうな顔をしている伊吹に「ごめん、伊吹だよね」って言うけれど、そんな時、私が願っていたように、ムックちゃんが生まれ変わってきてくれたからじゃないかと思ったりするのです。
ムックが赤ちゃんだった頃のことを思い出しながらしつけをしているからせいなのかなぁ…? ムックと似ているところがあるわけでもないし、毛の色だって種類(ムックは思いっっっ切り雑種)だって違うし、あまつさえムックは女の子だったのに。でも、なぜか伊吹を見て「ムック」って出て来てしまうことがあるのです。
これはやっぱり、ムックがもう一度来てくれたからなんじゃないかなぁ。いま、やっと仔犬を迎えられる状況になったことをどこかで見ていて、「そろそろいいか」と思って下りて来てくれたんじゃないか、って。
いつか、ムックの主治医の先生に「この子とあなたは、何か特別な信頼関係があるわね。この子は、ご家族の中でもあなたに特別な何かがあるみたいよ」と言われたことがあります。それは確かに、家族全員も感じていたことで、ムックは私だけを迎えに出たり、私が留守の時だけ悲しそうに鳴いたりするので、家族が「もうあんたとはやってられませんわ、チャンチャン!」と呆れるくらいだったのです。
そのくらいの犬なので、生まれ変わってきても不思議はない、そんな気がします。
もちろん、伊吹は伊吹。常にそんなことを考えているわけじゃないけれど、このご縁を大切にしたいと思います。晩年のムックには寂しい思いをさせてしまうことも多かったので、伊吹はそんなことのないように、ずっと一緒にいたいな。ムックの分まで幸せにしてあげたいです。
よんでくれて、ありがと なの。
らんきんぐ してるの。
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