ホステスはずっと働くつもりはなかったので、


顔も覚えられたくなかった。


なので、最初から転々しようとおもってた。


自分にお金がないので、おこずかいをもらったり、


あるときは、おきゃくさんにお店からちょっと連れ出され、


近くにある下着やさんでパンティーをかってもらったり・・・。


なんでももらえるものはうれしかった。


しかし、自分は甘え上手ではない。


おねだりなんてできない。


だからホステスの他の人たちよりは、


特に良いものはそろっていない。


他のホステスは、ブランドのバッグにブランドの洋服に、


車にマンションに家具まで・・・・。


正直うらやましかったけど、


私には現金が一番必要だった。


プレゼントくれるという人がいたら、


現金にしてもらってた。


うん千万の借金に当てた。


そして、その時々で不倫をしていた。


本気で好きになることはなかった。



しかし、



本気で好きになってしまった人がいる。



それは、Jさんという人だ。


友達の働いていたあるスタンドへ1日だけ手伝いにいったことがあった。


そのときに目をつけられたみたいで、


あるとき友達にご飯に誘われた。




『かな~り、おじさんだけど、ご飯おごってくれるからいかない?』


『うん、いいよ!ラッキー』


と私は答えていた。



かなりのおじさんだからおじいさんに近いんだろう。


金持ちだなきっと。



そうおもって食事にいくと、


・・・


この人たち?


案外若い。


歳は40くらいでした。


想像以上に若かったから、少し好くうつった。


好印象だ。


話しもおもしろい。


どんどん惹かれる。


その頃私は恋愛なんてしちゃいけないと思っていた。


1年くらいつきあっている、5つ年上の彼氏はいた。


けど、夜働いてることはな内諸だった。


その彼は、前の彼女を捨て、わたしにきた。


結婚も考えていた。


けど、わたしには大きな終わりのない役目があった。


それが終わるまでどれくらいかかるかわからないけど、


結婚なんてできない。


そんな中、彼氏は結婚の話しをしてくるようになっていた。


私は彼氏のこと大好きだけど、


きらいにならなきゃいけない、


自分の気持ち抑えて、


別れを告げなきゃいけない。


そこで、無理やり気持ちをJさんにもっていった。


向こうは私のことを気に入っていてくれた。


最初Jさんに少しいくらかもらった。


会うたびにくれるのかな。。。


なんて思っていた。


私は、わたしに与えてくれる人へいった。












20歳。


親の自営業の多額の借金を知る。


それが、はじまり。


そこから私は、飲み屋の世界を知ることになった。


もちろん、昼も夜も両方働く。


夜働くのには、自分をしっかりもっていた。


うん千万の借金を返すためだ・・・。


父親も帰りは車で迎えに来てくれ、


家族の絆は深まった。


そして、不倫というものも知った。


5つ年上の女友達にいろいろ教わった。


良いことも悪いことも・・・。


別にぐれたりはない。


ただ、全ての給料を借金にあて、

毎月手元には携帯代と、1万円が

自分のこずかいとした。


とくに、不満はなく、自分を育ててくれた親が大好きだし、


一緒に不景気の借金を返していくのが、


生きがいとなっていた。


そこから私は力がついた。


とにかくお金が必要なんだ。


毎月どうやってたくさん稼ごう。


今の自分の状態に満足はしていなかったので、


勉強にも通った。将来のために・・・。


全て誰にたよることもなく、


自分でなんとかしてきた。


昼はOL。


夜はホステス。


最初は友達のお姉さんの働いているスタンドだった。


3日くらいたったとき、おじいさんのお客さんから、


スカウトされ、高級なスタンドへ行った。


そこは時給もよく、衣装も用意されており、


自分にはあっていた。


わいわい騒ぐわけでもなく、


おしとやかな空間。


そして、若い頃から、大人の社会をみることができ、


何でも勉強になった。


会社の偉い人ばかりが話し相手だから、


自然と人の見極めがついてきた。


いろんなひととつきあった。