今回の東京滞在中にギャラリーさん回りをしていて改めて感じた事。
それは、うつわ屋さんに訪れるお客さんであっても
「漆の取扱いについてご存知でないか、または大きな誤解がある」
ということです。
いくつかのお店でお客さんと漆に関するお話をする機会がありました。
やはり聞かれたのは、
「手入れが難しい」
「熱いものや、油ものは駄目」
などというものでした。
hideはクラフトフェアなどで耳にタコが出来る程聞いているセリフですが、うつわに興味があってうつわ屋さんにわざわざ買いに来るお客さんでもそうなのです。
今までこのブログでも漆の取扱いについて は触れてきました。
が、やはり声を大にして、しつこく言い続けるしかないのでしょう。
そうです、hideお得意のネチネチ作戦。
ということで、ちょっと声を大にしていきますね。
「お手入れ = 毎日使う事」
「特別なお手入れは全く必要ありません」
「熱湯でも、油ものでも、カレーでも大丈夫」
つまり、こんなこともヘッチャラなのであります。
特にhideの作るものに関してはぐつぐつの熱湯でも大丈夫ですので、最近よく見かけるフリーズドライのインスタント味噌汁でも、ほら、大丈夫。
さすがに熱湯だとちょっとお椀が熱くなりますが、何とか持てます。
アツアツのお味噌汁の入った漆のお椀をしっかり手に持ってそのぬくもりを感じる・・・これって日常によくある風景ではあるのですが、ちょっとした幸せだと思うんです。
日本人として生まれたからには、この小さな幸せをなるべく早くあたりまえの日常にして欲しいなと切に願うhideでありました。
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